岩手県野田村のお盆風景

今年のお盆も暑かったですね!お疲れ様でした!


さて、今回は野田村の(我が家の)お盆をご紹介しようと思います。
地方によって違うお盆風景ですが、野田村内の家によってもまちまちだと思いますから、「大体こんなもんだ」というかんじで見ていただければと思います。



まずは8月13日、盆棚(または精霊棚・しょうりょうだな)を飾ります。
年に一度のことなので、組み立て方を忘れてあーだこーだとひと騒動。


そしてコモをしき、あわ花、リンドウ、菊などのお花と、
スイカやメロンなどの果物、季節の野菜、お菓子などなど、
とにかく美味しいものをここぞといっぱい供えます!!

そして仏様に供えるご飯は、ナスやササゲ、トマト、きゅうりなど、家で獲れた季節のお野菜が中心。あとは鏡を表すトコロテンや、お煮しめ、天ぷらなどです。
盆棚の後ろには南無阿弥陀仏の盆旗をつるします。


ところでワタシ、今年お義母さんに指摘されちゃったんですが、精進料理ってワカメとか昆布などの海草類もNGなんだそうですね!生臭みがあるとかで・・・


馬に見立てたキュウリ、そしてお帰り用の小麦粉で四角い形に作り煮たものを背中あて、牛に見立てたナスも置きます。
今年はナスが病気にかかって小さいものだけ。。それでも作るとお盆ってかんじですねっ!




そして13日の夕方に、迎え火を焚きます。
松の根を細く切ったもので、家の前に二つの火を焚きます。




14日朝、早いご家庭では5時代には墓参りが始まります。(涼しいし混んでないから・・・)
9時ぐらいになるとかなり混んで、車がいっぱいで大変です。
でも人が多い時間帯に行くと、懐かしい同級生にも会えたりします。


野田村にはお墓は何箇所かありますが、お寺は海蔵院(かいぞういん)さんのみ。

境内のコケも美しいですね...



境内には井戸があり、この井戸から水を汲み、お米を洗ったり、お墓や花に水をあげます。

海蔵院のお墓は山になっていて、登り降りが大変です。
何年か前に上の方にも何箇所か水道が通されたので、ぜひここで水を汲む、ということもなくなってきました。でもやっぱり風習なのか、井戸を利用する方は多いようです。



お墓の方でも、後ろには南無阿弥陀仏のカラフルな盆旗をつるします。
風が吹くとシャラシャラと音をたてます。(しかし雨がふると濡れて墓石に張り付きます。。。)




お供えに生米(でなければお赤飯やかやくご飯)、その他お菓子や果物、ジュースなど。
半紙の上に洗った生米をのせて、ろうそくと線香を立てて拝みます。
自分の家のお墓参りが終わったら、本家、分家など親戚のお墓をまわってお線香とお供えをあげます。

上り下りが一苦労。一回りするころには汗びっしょり。




14日はお寺の本堂へ入りお参り。(8月16日に行く方が多いけれども)
お寺の奥の方まで入れるのは年に一度きりですから、なかなか貴重です。中には何箇所かお賽銭を入れる場所などもあるので、チャリーンと入れて、ゴンゴーンと鳴らして拝みます。野田の撫でベコも撫でます。そのあと位牌堂へ行ってお線香をあげます。




夕方になると、またお墓へ出かけ、お墓の前で松明かし。




そして夜は、自宅玄関前で松明かし。

なお新仏様のあるご家庭では3年間、『四十八あかし』といって家の前でロウソクを48本ともう1本灯し、燃えている間は親戚・ご近所の皆さんが拝み、供養にいらっしゃいます。(49本のロウソクを立てる台を用意するのですよー)

親戚やご近所に新仏があるのは珍しいことではありませんから、家から代表が一人、自転車や自動車でぐるっと忙しく回ります。




というわけで、盆中のスケジュールは

朝の墓参り
 ↓
夕方お墓で松明かし
 ↓
夜に家で松明かし


これを14日・15日・16日の3日間行います。


来客とお墓参りに加え、仏様にお供えするご飯作り(3食)もあるので、忙しいのがお盆。
加えて野田村では、お父さんたちが参加する「盆野球」があります・・・。(ちなみに盆踊りなどの行事はありません。)


そして16日の送り火。送り火を焚く前には盆棚は片付けます。

つい3日前は楽しみだったお盆、送り火は物寂しく見えるものですよね・・・。


このお盆が終わると、野田の短い夏もそろそろ終わりになります。

さぁ、あとはバナナ・スイカ・メロン・パイナップルetc、思いっきり食べるぞ~♪♪ (冷蔵庫に入らないので、急いでね・・・泣)

タグ:海蔵院

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