野田村産山ぶどうわいんSHIZUKU ~くずまきワイン工場より

『山ぶどうわいん SHIZUKU』(しずく)は、
じっくり熟成してから収穫する、糖度17度以上の野田村産山ぶどうを100%使用したワインです!

コクのある甘み、山ぶどうのフルーティーな香り、キレのある酸味で、
女性にもおすすめの飲みやすい赤ワインです!
(※新発売と書いてありますが、できたのは2年前です)

が~

現在、観光物産館ぱあぷるの店頭では、しばらく前から在庫切れでございます。。

しょんぼり・・・


で・も

ただいま、葛巻町の「くずまきワイン」さんで2011年の新物を作ってる最中で
来月、12月上旬に発売予定とのこと!




というわけで今日は、「くずまきワイン工場」さんにおじゃまいたしました!

葛巻町(くずまきまち)さんは、野田村とはお隣のお隣です。


スキー場もある平庭高原の美しい白樺林を抜けて

きれいですねぇぇ。新緑の白樺林も好きだけど、落葉した白樺林も神秘的ですてき!



ここが目的地、くずまきワインさんです!

下に見えるのがワイン売店&炭の科学館の「森の館ウッディ」、上の手前に見えるのが平庭高原体験学習館&地産地消レストラン「森のこだま館」、その奥にあるのがワイン工場です。

試飲や「ワインソフト」お目当てに来る方も多いのでは♪


そして最近完成したばかりだという「大樽リフレッシュハウス」・・・!

す、すてきすぎるお手洗いです。。



くずまきワインさんは、葛巻町の特産物である山葡萄や山葡萄の交配種を原料としたワインを多く製造されています。

ウッディの売店では、くずまきワインさんの代表商品である、うさぎラベルの「ナドーレ」(山ぶどう約20%)や、りすラベルの「フォーレ」(山ぶどう約10~15%)、人気の「ほたる」(ナイヤガラ使用)などなどワイン全商品の試飲が無料でできます。(ジュースも試飲していただけます。)

ナドーレもほたるも、飲みやすくって大好き~!


ちなみにこちらの「ゆい」は、葛巻町・八幡平市・九戸村・野田村・洋野町の岩手県北産山ぶどうを使用したワイン。

山ぶどう4割にぶどう6割のブレンドで、やや甘口の飲みやすいワインで低アルコール7%。最近かなり売れてきてるそうです。
今日のお土産はコレにしましたが、美味しかったですよ~♪



さーーて、今日の指令は、野田村産「山ぶどうわいんSHIZUKU(しずく)」の出来具合の偵察(←?)です。工場の方へ行ってみましょう!!


実は車を降りたとたん、ぶどうの香りに包まれました。
この香りって・・・!
あっ、家で山ぶどうを絞ったとき、台所に充満してた匂い(笑)


ワイン工場の2階です。木像の建物で素敵です。

壁にはたくさんのぶどうの写真。わ~、窓からワインタンクが見えますね~♪


ワインをつくる工程としては

まずこちらの除梗(じょこう)・破砕機で葡萄をつぶし


60度ぐらいに温めてから(たしか...)圧搾機で果汁を絞り、


赤ワインの場合には果皮や種子を含んだままの果汁が、白・ロゼワインの場合は圧搾機により果汁だけを搾り出し、発酵タンクに入れられます。

ちなみに一番忙しいのは10月ぐらいとか・・・。


今日案内してくださる、くずまきワインの大久保さん。
大きいタンクがたくさんです!!

立ってる場所が高くてちょっとこわい・・・。
18キロタンクには、720mlの瓶で約2万本分のワインが入っているそうです!


ぱかっと蓋をあけると、わぁぁ、中は発酵中のワイン!!
「ちなみにこれは大野の山ぶどうワインです」 えっ、野田村じゃない。そうか。



中は盛んにシュワシュワ・・・と発泡が沸きあがってかくはんしています。酵母が葡萄の糖分を分解して、アルコールと炭酸ガスに変わるんだそうです。

葡萄を食べるときの、あのぽたっと落ちるフレッシュな果汁の香り。

お・おいしそう・・・!!

「中に落ちないように気を付けてくださいね。窒息死しちゃいますから。」

ぎくっ。



そして参考にと見せてくださった、赤ワインの発酵タンク。


こっちは「もろみ果汁」と言うそうで、果実も入ってますね。
普通ワインは、赤ワインはもろみ果汁で高温発酵、白ワインは果汁だけで低温発酵させるそうですが、山ぶどうの赤ワインの場合は果汁のみで低温発酵させるそうです。

その方が、山ぶどうならではのフルーティな香りが良いのだとか。


こちらのロゼは、果汁だけですね。先ほど見せていただいたタンクより静かです。これから発酵するのかな。

フラッシュたいてるので彩度が強いですね。。


主発酵は10日~2週間で終わるそうで、主発酵が終わったらしばらくの間タンク貯蔵して後発酵させ、それからオリ引き、ろ過、殺菌をするそうです。


最後にビン詰め・コルク打栓・ラベラーをして、めでたくワイン完成になるそうです!



そして

いましたーー!こちらが野田村の山葡萄ワインだそうです!

しずくちゃん!
2011年秋収穫の野田村産山ぶどう・3トンからできた約1500リッター、2100本分だそうです。実は2年ぶりの醸造なんですよ。


大久保さんは「私はまだ最後の段階の試飲はしてないんですが、(作る人が)
『これ美味しいっすね!』って言っていましたよー」
とおっしゃってました。
うーん、早くのみたいなぁ。


SHIZUKU(しずく)は、くずまきワインさんの主力商品「ほたる」、そして俳優の辰巳琢郎さんが命名したというワイン「蒼(あお)」の次に作ってくれるそうです。ありがとうございます~!!



今年は道の駅のだ内「観光物産館ぱあぷる」さんのほか、野田村内・久慈の酒販店での販売もプッシュしていく予定。(通販は1月~2月から行える予定です)
特にぱあぷるさんでは、東日本大震災復興ワインとして、1本売上につき30円を野田村に寄付することにしたそうです。


ボジョレー・ヌーヴォーの解禁は11月17日ですが、
SHIZUKUの2011年新酒は来月12月上旬の販売になります。
お歳暮にもいいですね。

お楽しみに!!



くずまきワインさん、大久保さん、ありがとうございました<(_ _)>

またねー、ミルンちゃん♪


くずまきワイン
〒028-5403 岩手県岩手郡葛巻町江刈第1地割95-55
電話:0195-66-3111
(※見学はご予約の上ご来場ください)
くずまきワイン 2011年新酒「ほたる」(白)は12月1日発売♪



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タグ:観光物産館ぱあぷる, 道の駅のだ

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