野田村・横合の手作り炭窯

炭。

岩手県は日本一の炭の生産量を誇ります!

久慈市山形町さんとか、盛んですよねー


でも、野田村で炭焼きをやっているというのはあまり聞いたことがありませんでした。が・・・・


あるんです、炭焼き小屋が・・・!!



ここは野田村の山あい、「横合」(よこあい)という地区です。
道の駅のだからは車で15分程度のところ。「アジア民族造形館」へ行く途中です。


この炭焼き小屋は、横合小学校という廃校になった学校の校庭にあります。

奥に見えるのが小学校跡ですよー。



こちらの立派な窯は、地域の皆さんで協力して半月ほどかけて手作りしたそうです!手作りって。。すごいなあ。


昔、この地域ではほとんどの世帯が炭焼きをやっていたそうです。
でも木がなくなったり採算が合わなくなったり、炭も売れなくなり、
年々炭を焼く人がいなくなっていったんだとか・・・。


「横合を考える会」の皆さんは、後世に炭焼きを残したい!とこの炭作りを始めたそうです。


ちなみに、この窯の名前・・・もうお気付きでしょうが、「福興窯」というんです!!
そしてこの看板は、なんと小田祐士村長直筆!

の、のだ塩工房の看板だけではなかったのですね。
さすが素晴らしい字です。。


今日の朝にできた炭を取り出し、再び木をつめているところ。けっこう重労働。。

炭作りは3日間火を焚き、その後3日間冷ますそうですが、「3日冷ますっていっても熱いから中にいると汗かくよー。3人かわりばんこに出すんだ」
外は雪ですが、確かに額に汗が・・・


今つめている木は、もと・防潮林だそうです。アレですね。津波の。
ということはマツです。



ぎっしりつめたら、手前に炭を置き火をつけ・・・


わー、火が着いた~~~

「明日あさってあたり、火がすごいよ。月曜日までもして、あとは3日冷ますんだ」

というわけで、これから火の番が始まるそうです。



こちらが今日できたての炭!わああ、たくさんです~~

ピカピカと黒光りしてます・・・。黒炭なので、割れ目がたくさんあります。


ちなみにこれは、ナラの切炭。炭と言えばナラですね。


こっちが消臭・防湿効果の高いと言われる竹炭です。


試しにこんなのも作ってみたそうです・・・・わかります?

みかんとバナナ!
軽くて、硬かったです♪



ちなみにこの炭窯で作った炭は、道の駅のだ「産直ぱあぷる」さんでお買い求めいただけます!!

豆腐田楽や串餅を焼く地域の皆さんもご愛用。
苫屋さんもここの炭を使ってるそうですよー。


寒さの中、元気に炭作りに励むお父さんたちでした。



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タグ:のだ塩工房, 道の駅のだ, 苫屋

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※記事の内容は取材当時のもので、最新の情報とは異なる可能性があります。最新情報は直接店舗等にご確認ください。

Comment [1]

No.1

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>いのちゃんさん

遊び場でしたか??

野田育ちといっても中平育ちの私はなかなか馴染みがなく、大人になってから知りました。

建物が残され利用されているということで、まだまだ活躍中のようですね!

いのちゃんさんも、風邪など召されませんようお気を付けください。

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