あの日を忘れない 野田村の被災地ガイド

今日は、国民宿舎えぼし荘さんをご利用いただくツアーの皆様のバスに乗り、
村内ガイドの付き添いをしてまいりました。


野田村ではまだ、いわゆる「震災ガイドプログラム(被災地ガイド)」や、「語り部プロジェクト」まではご用意できておりません。。(>_<)


去年は対応できなかったので、今年度に入ってようやく最近からですが、(お客さまがご用意したツアーの中で)ご要望があればご案内させていただいている形です。


というわけで今回の震災ガイドは、国民宿舎えぼし荘の坂下支配人。

3.11当日は海岸沿いの国道で運転中に地震に遭い、
海の引き波や、津波がぶつかる様子を見たこと、震災から約3カ月ほど避難所になったえぼし荘の様子などなどお話しました。。

↑「道の駅のだ」からバスで3分程度。ここは病院跡地。
このような金属くずは、売却できるものについては業者に売却するそうです。

かつての商店・住宅街と・・・

防潮林、防波堤、今はさえぎるものがない海岸。
こういったところでは、被災前はどんな風景だったのかというお写真を準備しています。(でないと、想像してもらうしか手立てがありませんから・・・)

あの折れた松の木を燃料にして海水を煮詰め、「のだ塩」を作ってるんですよー。


そこからまたバスで2~3分、野田村米田地区にある久慈地区災害廃棄物破砕・選別施設。

あっという間にこんなんなりました。
稼働は今月末からで、久慈地域の災害ごみ(主に可燃系)の破砕・選別を行い、県内や広域での処理となる予定です~。


それから今回お配りした、野田村の震災資料。

震災当初の爪痕をほんの少しでも感じていただけるよう作ってみました


今日の皆様は30分程度の短いお時間でのご案内でしたが、
「来れて良かった」「自分の目で見ることができて良かった」と言ってくださいました。


当村は主要メディアでも取り上げられる機会が少なく、「忘れられた被災地」などと見出し付けられるときもあります。ただでさえそのような状況であるのに、時間が経ったらどうでしょう・・・。
東日本大震災の被災地、被災者の苦しみ、そして津波の教訓。それらを伝えたい、忘れたくない気持ちは皆さんあると思います。。



沿岸部へ想いをよせてくださる皆さま、ありがとうございます。

ぜひまた野田村へいらしてくださいねー!(*'ー'*)ノ~


※災害ごみの処理が本格稼働すると仮置き場の周辺で交通量や騒音の増加が予想されます。本事業へのご理解と交通安全への協力をお願いしますm(_ _)m
(haru)

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タグ:国民宿舎えぼし荘, 震災ガイド, 道の駅のだ

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