野田村指定天然記念物『カワシンジュガイ』生育調査

梅雨明けから暑い日が続いています(;´д`)

先週から、子どもたちは楽しい夏休みに入りました!


そんな中、子ども会の行事と合わせ
今年で4回目という自然観察会が開催されました~。

ここは野田村内某所。絶滅危惧Ⅱ類に指定される希少貝「カワシンジュガイ」が生息する区域の一つです。

農業用水路の改修工事の際に大量に発見され、生物の環境に配慮した、自然に近い環境で整備されたそうです。

(名前の由来は、昔ヨーロッパで近縁種から真珠を採取していたので、この名がついたとされます。)


カワシンジュガイは河川の渓流部に生息し、暑さに弱いため冷たく、また幼生期はイワナやヤマメなどのエラに寄生して移動するため、清らかな水を好みます。

今回の観察会でも、ヤマメやイワナ、珍しい”スナヤツメ”も発見。


この貝は大変長生きする貝としても有名で、淡水生の二枚貝のなかでもっとも長寿命な貝なんだとか。寿命は100年から200年と記述している本もあり、どうも成長が遅く、長生きする貝のようです!

ぺろり

これは8cmぐらいだから・・・何歳かな? 50~60歳ぐらい??


去年の観察会では48個だったそうですが、同じ観察地点で今年は84個でした。約2倍見つかってますねー。


生息調査が終わったら、みんな元の場所に帰してあげます~。

また来年ね☆


2年前には野田村のお隣の岩泉町で、カワシンジュガイを地域指定の天然記念物に指定され安家川の全流域で保護されることになりました。
そして野田村でも昨年、村の天然記念物に指定されています。



近年、村内のカワシンジュガイを心ない一部の人が大量に乱獲する被害があり、激減のおそれがあるためこれを保護しようと指定したものです。
これを許可なく採取したり、傷つけたりすると、野田村文化財保護条例違反で罰金または科料に処せられます。


野田村を流れる清流「安家川」のアユ釣りも解禁となりましたが、ルールとマナーを守って、きれいな川と地域の貴重な財産を守りましょう!

(haru)

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