〔盛岡市〕県立博物館 特別展「海に生きた歴史」開催中(~3/6)

1月末、村内にて『県立博物館 「海に生きた歴史」移動展示会』ならびに『野田村考古学フォーラムⅢ―八稜鏡と蕨手刀―』が開催されました。

東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた三陸海岸。
人々の暮らしを立て直すため、数多くの土木事業が必要となり、遺跡が確認された場所では埋蔵文化財発掘調査が数多く行われました。
本展覧会は復興発掘調査の状況と成果をもとに、海と共に生きた岩手県沿岸部の先人の歴史を紹介します。
(「県立博物館 「海に生きた歴史」移動展示会」紹介より引用)



県立博物館の特別展「海に生きた歴史」に係るミニ展示会と共に
岩手県立博物館学芸員さんや久慈市教育委員会、野田村教育委員会の方による講演会も行われました。
野田村内で発見された遺跡や出土品について、詳しく解説してくださいました!



そして今回の目玉はやはりこれ!!
昨年12月に久慈市内の昼場沢(ひるばさわ)遺跡発掘調査で出土したばかりの『八稜鏡』(はちりょうきょう)。
古代鏡像としては日本最北で発見された、『瑞花双鳳八稜鏡 線刻阿弥陀三尊鏡像』
10世紀後半~11世紀の平安時代後期、この時代に北三陸にも仏教文化が広がっていた可能性を秘める大発見!!

阿弥陀三尊を線刻したもので京都の醍醐寺の絵柄とよく似ていること、
古代鏡像は主に寺院から発見されているのになぜか竪穴住居跡の床面から出土したことなど・・・とにかく大変めずらしいものであるということでした(*゚д゚)

考古学初心者にも大変わかりやすく興味深い講演でした(o'∀')



盛岡市の岩手県立博物館では3月6日(日)まで、特別展「海に生きた歴史 ~復興発掘調査が語る一万年の海との共生~」を開催しています。
ぜひご来場ください。

info01「岩手県立博物館 特別展「海に生きた歴史」(盛岡市)」のお知らせ

~野田村に関連する展示資料~
・蒲沢遺跡 古代 土師器、琥珀
・伏津館跡 室町時代の茶壺、琵琶文硯など
・野田村海蔵院 海嘯遭難供養塔(昭和3年)拓本
・野田村産琥珀原石


-データ-

岩手県立博物館 特別展「海に生きた歴史~復興発掘調査が語る一万年の海との共生~」(盛岡市)
  〔場所〕岩手県立博物館(〒020-0102 岩手県盛岡市上田字松屋敷34番地)
  〔期間〕平成28年 1月14日(木)~3月6日(日)9:30~16:30
  〔料金〕一般310円、学生140円、高校生以下無料
  〔問合せ〕岩手県立博物館 019-661-2831


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タグ:海蔵院, 久慈市

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