なんだか急に冬が舞い戻ってきました!
そう簡単に春が来るわけなかったですね・・・
でも今年は、春のドカ雪なんて来るかなぁ?
なんだか雪が少なくて、ありそうもないなぁ?
さてさて、皆さんは「しみいも」というのをご存知でしょうか。
私が初めてそれを見たのは、春のアジアの広場まつり。
その商品は、店先に置いたとたん「3袋ちょうだい」 「5袋ちょうだい」とあれよあれよといううちにあっという間に完売してまいました。
その人気っぷりを見て、謎の粉がさらに謎めいたものに見えたのでした。
道の駅のだの「産直ぱあぷる」にも売ってます
田野畑村の産直プラザ思惟大橋でも見かけました
この粉の正体は「凍みいも(凍み芋)」と言って、実は元はジャガイモ!
北国の冬の寒さを利用した保存食で、北海道や青森・岩手など東北地方で見られるそうです。
『凍み豆腐』、『凍み大根』なら昔からなじみがあるけど・・・
なんと、凍み芋なんてのもあったのか!
芋を戸外にさらす
↓
水分がある程度抜け、ぶよぶよになったらぬるま湯に入れ皮をむく
↓
一週間ほど水にさらしアクをぬく(水をかえながら)
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数珠つなぎに糸に通して再び天日にさらし、凍みて乾いてを繰り返しカラカラする
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乾燥して硬くなった芋を臼や製粉機で細かく砕き、ふるいにかける を繰り返す
よくまぁーー、こんな方法を思いついたもんです。
夏に収穫したジャガイモは、年を越すと芽が出てきて食べる部分も少なくなってきてしまいます。できるだけ長くジャガイモを食べようと、試行錯誤してたどり着いた方法が、いろんな地域に伝わっていったのでしょうか。
凍みいも粉はサラサラまっしろ。いや真っ白ではないか。生成り色?
これを使ってどうするかというと、お団子(しみいも餅)にして食べますー。
凍みいもを使った『いも餅』を作るには、粉を熱湯でこね、平べったい団子状に丸めます。あとは、沸騰したお湯に入れて浮いてくるまでゆっくり茹でます。
お茶碗2杯の粉で12個分ぐらい。茹でたてホカホカ☆
これはとにかく茹でたてが一番美味しく!
きなこ砂糖をたっぷりかけて、あれば黒蜜をとりーりかけて・・・。
食べるともっちり。少しぷりっとした食感はどこか葛にも似ています♪
(デンプンだからですかね)
美味しい~♪
三つも食べたら、お昼はもうお腹いっぱい。
あとは、熱いお汁にひっつみ風に入れてみたり、お汁粉にしてみたり・・・。
野田村は海岸沿いでやませの影響があり、お米に恵まれない土地柄だったと聞きます。
だからこそ、豆を使ったお豆腐、小麦粉を利用したお団子、そして凍み豆腐や凍み豆腐、凍み芋などの食べ物がよく伝えられたのでしょうね。
今もちゃんと受け継がれている先人の知恵、大切にしていきたいです。
というわけで「凍みいも粉」、産直ぱあぷるさんで見つけたら、良かったらチャレンジしてみてくださいね☆
(haru)
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