岩手三陸には、クルミの木がたくさんあり、秋になるとクルミの実が落ちます。
今はクルミを食べる人が少なくなって、落ちた実がそのまま捨てられている・・・
そのクルミの実をなんとか被災地の復興支援に使えないか、活かせないかという思いで設立された「和グルミからの価値創造協議会」。
野田村内女性グループ「くる美人」さん、被災地支援に取り組む盛岡市の「SEVE IWATE」さんなどで構成されます。
今回はこの活動をアピールする和グルミの試食会を行いました。
試食会は、販路拡大のため、東京、神戸などでも開催を予定しているそうです。
平成23年の秋には、三陸のみなさんにクルミを拾い集めてもらい、それを買い取りに3か月かけて沿岸を回ったSEVE IWATEさん。
約330人の方から、合計23トン、約230万個の和グルミを提供いただいたそうです。そのうち野田村では、約1.5トンのクルミが集まったそうです。
こちらが、野田村でクルミを拾い集めていただいた方々。
笑顔の素敵なみなさん☆
左から、澤口さん、大泉さん、中野さんです(^v^)♪
それでは、さっそく和グルミを用いた多彩な料理をご紹介します。
今回、和グルミのレシピを考案していただいたのは、「苫屋」さんの坂本ご夫妻。
さあ、どんな和グルミ料理が出てくるのか楽しみです(^_^)♪
まず最初に出てきたのは、和グルミのお飲物 くるみるくです。
豆乳に、砂糖、すりつぶした和グルミが入っているそうで、さらっと飲みやすかったです。
続いて前菜です。
・帆立の磯焼き 和グルミたれ添え
・ほうれん草の和グルミ和え
・福来豚の山ぶどう角煮和グルミソース
ほうれん草は、野田村の寒じめほうれん草を使い、和グルミで和えたもの。
また「南部福来豚の山ぶどう角煮」は、お肉がと~っても柔らかく、和グルミソースが福来豚に合っていて、とてもおいしくいただきました。
ちなみに「箸置き」は、ヒノキを削って丸めたもので、「だらすこ工房」さんで作っていただいたものです。おしゃれですね♪
続いて主菜。
・<生野菜 和グルミドレシング>
・<生帆立の和グルミだれかけ>
・<和グルミご飯>
・<まめぶ汁 ふわふわ山芋和グルミのせ>
・<きゃべつ漬けの和グルミ和え>
「和グルミドレッシング」は、グレープシードオイル、アップルビネガー、醤油からできていて、とてもあっさりしたドレッシングでした。
「和グルミご飯」は、クルミの食感があり、香りがとてもよく、甘味のあるご飯でした。
「まめぶ汁」は、まめぶの中に和グルミが入っています。その他7種類の具が入っていていました。山芋が入ってることでトロトロしてとても美味しくいただきました。
最後にお菓子も!
<和グルミ黒糖3種>。
黒糖・のだ塩・いなきみの3種類の和グルミ黒糖をいただきました。
和グルミ黒糖の隣にある九戸の甘茶は、その名のとおりあま~いお茶でした。甘茶を飲んだ後、水を飲んでみたら水がすごく甘く感じました。
なんでもこのお茶は、砂糖の200倍でありながら超低カロリー、ノンカフェイン。
また、抗アレルギー作用による花粉症や歯周病などへの効果などがあるようです。
これからの季節花粉症の方は、九戸の甘茶もいいかもしれませんね(^v^)
というわけで、和グルミを用いた多彩なお料理をたくさんいただきました。
今まで、クルミはお正月にお餅をつけて食べたことしかなかった私ですが、
今回いろいろなお料理として食べることができて、こんな組み合わせもあるんだ!!という発見もありました。
くるみはスイーツだけではないんですね!!
帰りに、和グルミ黒糖(のだ塩)をいただきました。
ありがとうございました。
こちらは、SEVE IWATEのくるみむきチームの方々と「苫屋」の坂本さんです。
おいしいお料理ありがとうございました!
岩手三陸のおいしい「和グルミ」を、ぜひ一度食べてみてください。
洋グルミと比べて和グルミは、渋味が少なくコクのある深い味わいが特徴です。
(和グルミについて詳しくはこちらをご覧ください。)
ブログをご覧いただきありがとうございました。
(あっこ)
◆もっと岩手県ブログが読みたい方は 《人気ブログランキング・岩手》 へどうぞ~
コメントする