今日は朝から気持ちよく晴れた野田村です。
そんな今日、野田村内で野田小学校4年生が昔の道具を使った脱穀体験を行いました。
みんなはこれまで、3回にわたる『田んぼ作業体験』を行ったそうです。
(その様子をお届けできなくてすみません。)
1回目は5月に田植え。続いて、2回目は草取りと生き物観察! 3回目に稲刈り体験!
そして、今回が脱穀体験です!
赤白帽子にタオルを首に巻き、長靴に軍手姿で、やる気を感じる子供たち。
まさか、ここに掛かっている稲を全部脱穀するのかしら・・・?
① 稲から籾を取る作業。
●千歯こきを使っての体験。
昔、学校の授業で習ったことのある“千歯こき”、初めて実物を見ました。
10本くらいのくしの歯があり、歯の部分に稲穂をかけて引き、籾をはずします。
なかなかスムーズにはいかず、苦戦していた子もいました。
きっと力加減が難しかったんでしょうね。
そして・・
●足踏み式脱穀機を使っての体験。
千歯こきよりも能率のよい「足踏み式脱穀機」は、踏板を踏むとこぎ銅が自動的に連続回転するようになっていました。
1回踏むとすごい勢いで回り始め、稲を脱穀機にかけると、バチバチっ!と籾がいっきに取れました。
間違えると危険な作業でもあります。
このように、ブルーシートで覆っていても、さらにその上から籾(もみ)が飛んでくる!!
ブルーシートを持っている方の頭は籾だらけになっていました。
近くに行って写真を撮ろうとした私に、すごい勢いの籾が飛んできてびっくり(・_・)!!そして痛い(>_<)
脱穀機を体験している子供達は、最初はおそるおそる踏板を踏み、脱穀機に稲を近づけ脱穀作業をしていましたが、回数を重ねるとベテランさんのように手慣れた手つきで楽しんでいました。
② 籾と稲を分ける作業。
ふるいにかけて、籾(もみ)と稲を分けてきれいにします。
二人で協力して作業している姿、とてもよかったです♪
③ さらに仕上げで唐箕(トウミ)にかけてきれいな籾に仕上げます。
唐箕(トウミ)という機械がこちら!!
この木でできた唐箕(トウミ)は、昭和24年に作られたものだそうです。
もちろん、手作りです!!よくできていますよね~。
今は、ほぼ使われていないようです。
上から籾を入れ、手回しの送風機で風を起こしてもみがらやわらくずを風で吹き飛ばします。
なかなか力が必要なようで、体を使って回していた子供たち。
勢いがついてくると、なかなか止まらないほどの速さでした。
そして、下にある出口からきれいになった籾が出てきます。
受け皿となっている入れ物が“箕(み)”と言われるもので、ほうり上げるように揺すりながら自然風にあててわらくずなどを飛ばしました。
そのあとは、袋に入れて完成です!
稲はこんなに山になりました。これでホウキを作れるかな?(笑)
昔は養豚場などで敷き藁に使われていたようでしたが、今はたい肥に使うようです。
もちろん、「はせかけ」にしていた稲はこのとおり!!
(ちなみに・・・小さい時は、よくこの「はせかけ」に登って遊んでいました(^_^))
きれいにぜ~んぶ脱穀!!
班に分かれて一通り体験した脱穀作業。
子供たちは、興味を持って自ら進んで作業をしていました。
今は、コンバインという立派な機械があり、このコンバインが今日行った作業をいっきにやってくれる便利な機械であることも、私は初めて知りました。なかなか、農業体験もできないので、5月の田植えから体験している子供たちは羨ましいなと思います。
1月には今日脱穀したもので餅つきを行う予定だそうです!!
自分たちで最初から育てたお米を食べれるなんて嬉しいですよね。
毎日、ごはん茶碗に米粒を残す私の息子にも、このような体験をさせてどんなに苦労してお米を作っているのか体験させてあげたいと思いました。
脱穀体験の指導してくださった、廣内さんと土橋さん!!
ご指導くださった廣内さん
最後に、【子供達と作業してみてどうでしたか?】という質問には、
廣内さん: 楽しいよ~♪農業を手伝ってもらえて。
5月に田植えをした時よりも、手慣れてきていたよ!
土橋さん: まず、天気がよくてよかったぁ~(^^)
みんな、上手だったよ!!立派、立派!!
・・と感想をいただきました。
私自身も、いい経験をした一日になりました(*^。^*)!
ありがとうございました。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
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