野田小・鮭の稚魚放流会

さむい!!風が冷たいです!
と思っていたら・・・”やませ”でしょうか、海から陸へ、雲(霧)がもくもくと流れ込んでいます。
ああ、またやませの季節が来たか・・



さて今日は、春の恒例行事である野田小「鮭の稚魚放流会」がありました!

のんちゃん放流会とあっては、追っかけしなくては!
今日の舞台はココ安家川!
山あいだからか意外と寒くないね
野田村のキャラクター「のんちゃん」は、鮭の稚魚です。

岩手県は、本州一の水揚げを誇るサケの産地。
しかし昨今ではサケの漁獲量が激減しており、人間が手助けする「人工ふ化放流」により稚魚の安定生産漁獲量の回復に取り組んでいるのです。

野田村玉川にある「安家川(あっかがわ)は原始河川で渓流釣りの川として全国的に有名ですが、ここの下安家サケマスふ化場は、単河川ふ化能力は本州一とも言われる全国有数のふ化場施設です。


安家川の河口を見下ろす高台園地には、安家漁協を創立し今日の鮭の人工孵化事業の基礎を作った島川直英翁之像が建てられています。
明治三陸大津波で家族全員を失い天涯孤独となりながらも
野田村の地域経済に大きく寄与した島川さんの像

そういったわけで、バスでやってきた地元・野田小学校の皆さん!!
今週はじめに進級したばかりの、ピカピカの2年生です。
今日の行事を楽しみにしていましたhappy01
放流する前に、県水産部のお兄さんからサケについてお勉強。

鮭は春に放流し、北太平洋・アラスカ海など寒い北の海をめぐり、4年前後で産まれた川へ回帰し、そこで産卵します。


子どもたちは「どうしてオスはハナがまがってるんですか!?」「どうしてメスはヒレがさんかくなんですか!?」となかなか難しい質問をお兄さんに投げかけていました。


そして、おまちかねの稚魚放流!
漁協の皆さんに、一人ひとり稚魚の入ったバケツをもらって・・・

『かわい~い!!』
※のんちゃんに似てないのは、のんちゃんよりちょっと成長してる子たちだからです


さあ、稚魚を放すよ~!

かえってこいよ~

野田村役場さん(2カメ?) 岩手日報さん 野田村FANさん(2カメ)と観光協会とカメラ向けられまくりの子ども達
みんな鮭の稚魚のゆくえが気になるようで、ずっと川をのぞいていました


子どもたち、とってもはしゃいで楽しそうでした(*'▽'*)
よかったね~!



そしてこのあと、特別に下安家漁協のサケマスふ化場施設内の見学へ★
(※通常、一般の方の見学はできません)

ひろ~い!
プールみたいなのがいっぱい。

『キャ~!!すごぉ~い』
ひえええ~!いるわいるわ のんちゃんだらけ!
1つのプールに50万匹入るそうです


こうして放流した鮭は、約1%しか帰ってこられないんだとか。
食卓に鮭が日常的にのぼっているのは、こうして人間が手助けしているおかげなんですね。

野田小学校では、毎年秋に6年生が「鮭の日 学校給食会」を行います。

4年後たくさんのサケが帰ってくるように、みんなできれいな川や海を守ろうね!


というわけで、濡れた靴下とズボンを取り換えにいったワタクシでした。しゃっこ~!(/ω\*)

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タグ:のんちゃん, のんちゃん

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