初夏の浜の花といえば、野田村花であるハマナスやハマエンドウ。
今年も撮らないうちに、その時期が過ぎてしまいました
だからって私を撮らないでよと逃げていく鴎さん・・
今は工事で、浜の植物を撮れるような場所もないから・・・とサボっている私ですが
実は県では、建設会社等と協力し、海浜性希少植物の保全活動を行っています。
ここは野田地区防潮堤工事区域内。
県に許可を得てヘルメットを着用しなければ入れません。
この保全区域の土地柄いろいろな種が飛んできてしまうため除草を行ったり
多様な種類の植物が、どうすれば移植に耐えられたり増えるのか様々な方法を試み、生育状況をモニタリングしたりしているそうです。
ハマヒルガオがたくさん!
ハマナスは花も残っていますが、実になっているのも多い
寄せ植えを行っている保全地区内では年々増えてきてはいるものの
強い花ばかりではないので、植えた翌年なくなってしまう種類もあったそうです。
マメ科のハマエンドウはもう終わりそう
最終的にここで保全している植物は別の場所へ移植しなければなりませんが
適した場所が近場にはないため、隣りの海岸である村内・米田地区(十府ヶ浦海岸)が候補地となっています
米田地区海岸防潮堤は来年度事業完了見込みなので
移植は2020年から三か年で行う予定だそう。
さわやかな香りのハマボウフウ
同じ村の中といえど土質が異なるのか、
こちらで育つ植物があちらでは育たず、その逆もあったりするそうで
やはり極力近い場所への移植が理想的だそうです。
ハマエンドウに少し似たナミキソウ これはまた可憐
やはりクロマツは塩に強いんですね。
海浜性希少植物を出来る限り残したい、また更に増やしたいと、
様々な機関、たくさんの人が根気強くかかわり、保全活動を行っているおかげですね。
沿岸の美しい砂浜と植物を、未来にも残せると良いですね。
ご案内いただき、ありがとうございました。
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タグ:復興事業
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