先日スポーツの秋を感じてきました
11月14日(日)、村内にある「アジアの広場」を起点として
『のだ塩の道トレイル2021』(のだ塩の道トレイル実行委員会主催)が開催されました。
爽快に上り坂を駆け抜ける参加者
実行委員長の西城 克俊さんは岩手県花巻市出身で、現在は神奈川在住。
この活動は2016年から行われており、今年で6年目になるそうです!
西城さんご自身も、国内外の『トレイルランニング』の大会に参加されているランナーだそうです。
※トレイルランニング・・・山野などの舗装されていない道を走るアクティビティのこと
岩手県の愛好家グループの交流で、岩手県内には『塩の道』という歴史のあるトレイルがあると知り、野田村内の方と協力して活動をスタートされたそう。
『塩の道』は野田村の海を起点とし、和佐羅比山を越え盛岡へ行く険しい交易のルート。
岩手県民でも知らない人も多く、また長い歴史で踏み固められ作られた道も、一年整備を行わないだけで藪で埋もれてしまいます。
車で山頂へ行ける山道以外に、消えてしまった道がいくつかあるといいます。
西城さんは地域の魅力に触れるきっかけとして『トレイルランニング』を手段とし、塩の道の調査から始まり、この6年、毎年この道を藪を切り開いて整備し続け、後世に残す活動を行っています。
一言で「整備」といっても、山の中で埋もれた道を藪漕ぎしながら切り開くのは骨の折れる作業ですよね・・・ありがたい話です。
コースが整うと仲間内での試走やレースを行い、2018年、2019年には「のだ塩の道トレイル20K」を開催。第2回においては76名という多くのランナーが参加されたそうです。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でレースは中止となったもののコース整備は行い、今年は規模を縮小してトレイル整備と、約10kmのミニレースが行われました
募集期間が短かったそうですが、県内外17名が参加されました。
「アジアの広場」をスタートし、二又街道を経由して戻ります
「アジアの広場」をスタートし、二又街道を経由して戻ります
いきなり坂~~。
頑張れ~!お気をつけて~
頑張れ~!お気をつけて~
前半は上って、後半は下って、川も渡ります
皆さんすごいスピードで駆け抜けていく
最後はコースの目印テープも回収されていて感心しました
「勝ち負けばかりでなく、得意な人ばかりでなく、誰でも楽しくスポーツを行ってもらえたら」という西城さん。
そうか。皆さん楽しいと思うから走ってるんだ・・・今まで知らなかった「トレイルランニング」というスポーツの盛り上がりを知りました。
以前シーカヤック体験を行ったとき、ガイドさんが「シーカヤックという楽しみを通して地域の環境に興味を持ってもらいたいし、少しでも海を綺麗にしたい」とおっしゃっていたのを思い出し、海を守りたい、山を守りたい、という気持ちは、どちらも通じるものがあるのだなと感じました。
ご参加された皆様、関係者の皆様、どうもお疲れ様でございました。
「継続して行いたい」とのことでしたので、興味のある方はぜひ来年、参加してみてはいかがでしょうか。
この記事が気になりましたらお気軽にコメントやシェアしていただければ幸いです。
野田村観光協会Facebookページはこちら
コメントする