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~ばら輝石はどこから来たの?~ジオ勉強会

先月8月27日、マリンローズパーク野田玉川(野田玉川鉱山跡)にて

三陸ジオパーク認定ガイドの田高正博さんを講師に向かえての勉強会が行われました。

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マリンローズパーク野田玉川

 

昔、岩手県は主要なところだけでも100か所以上鉱山がある日本有数の鉱山県でした。

岩手といえば黄金、shineですが、金は岩手県南部の方でとれたようで、

この辺りではマンガンが多く産出されたそうです。

ここ『野田玉川鉱山』は国内有数の生産量を誇るマンガン鉱山でした。

 

しかし現代は、世界遺産となった釜石市の橋野鉄鉱山をのぞきほとんどの鉱山が影も形もなくなってしまいました。

マリンローズパーク野田玉川では、当時の状態が見られる、国内では数少ない貴重な場所となっていますsign01

三陸ジオパークのジオサイトでもあります。

 

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30度という気温の日でも、坑道内は10度前後とひ~んやり!!shine

しっかり上着を持参してますよ。

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地下400mからやってきた地下アイドル「MANGAN BOYz(マンガンボーイズ)」がオリジナルテーマソングを歌いながらお出迎え!!
『チェッチェッコリ~♪ チェッコリッサ~♪』

 

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三陸ジオパーク認定ガイドの田高正博さん
今年からマリンローズの運営を行うジェイプランニングさんの従業員の皆様をはじめ観光関係者が参加しました。

 

 

マリンローズのキャッチフレーズ?にもなっている「バラ輝石は2億年の輝き」

ガイドの田高さんのお話によると、波乱万丈な2億年を過ごして現代にあるそうです。

 

この鉱山で産出されていたマンガン

もともとハワイのような太平洋沖の海底で生まれ(真っ黒なマンガンノジュール)、

太平洋プレート上を爪が伸びるぐらいのスピード(ちなみに1年に数センチ)で約1億年かけて移動し日本列島の下まで運ばれ、下から吹き上がったマグマにより化学変化を起こし色の美しいピンク色のバラ輝石になったそうです。それが恐竜時代のお話。

 

そしてさらに約1憶年眠り、その間に隆起して、地上近くで採掘発見された・・・と非常に気の長いロマンな話ですね・・・

 

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緑の線は断層のライン。

断層とは岩盤に力が加わることによって生じる岩盤のずれのこと。岩の種類が異なるのが見て分かります。

 

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「ここもばら輝石ですね、きれいな色です」

シュリンケージ採掘の展示のあたりにはよくコウモリがいるそうですが、種類は分からないものの、やはりボスのようなのが一匹いて、スタッフさんでは「ボス」と呼んでいるそうです。coldsweats02

 

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垂直に鉱脈があったため鉱山はビルのようになっており、14番坑準(地下440メートル)までありました。下は水没して入れません。

 

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ばら輝石の原石を見れるところとしては日本国内でここだけ。
マンガンやいろいろな鉱物が入り混じったピンク色、石英が混じった白っぽいところも見える。

 

良いマンガンというのは50%~60%マンガンを含むもの(ハウスマン鉱)。

一方”ばら輝石”は30%~40%と含有率が低く、マンガンとしては価値が低いものでした。

当時は価値が低かったものも、時代が移り変わり現代では貴重なものとなっています。

 

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玉川鉱山で採掘されたものはマンガン以外もあり、鉱石の種類の多さでは世界で2番目だそう!!
ここで採掘されたものではないものも含め、日本で珍しい鉱物が見て取れます。

 

 

ところ変わって外のショップ。
天然石の宝探し、原石の研磨などのジュエリーづくり体験もできます。 

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お祭りでも出店されてましたがお子様たちに大人気でした!!

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楽しい~!!これはレッドジャスパー

野田村で小豆砂あずきすなと呼ばれている石は、深海底でプランクトンの珪質の殻が積もってできた岩石(チャート)なんだそうです。

赤い色は酸化鉄分を含んでいるからで、これがレキとなって十府ヶ浦にたまっています。(学術的には“砂”というサイズではなく、2mm以上なので“礫”レキになる)

種類が違うけれど似ているのは上の写真のレッドジャスパー。これは石英・水晶と同じ種類のもので、数は少ないですが十府ヶ浦で見つけることができます。確かに小豆砂に似てますが、ちょっとオレンジっぽくて滑らか。

十府ヶ浦から少し北、広内海岸の方に行くとうす~いピンク色の石が多いように思います。近い場所でも海岸によって様々ですよね。

 

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こちらはハーバリウムに植物と鉱石を詰め込みます。素敵~heart04

 

 

そしてもちろん、ばら輝石を職人さんが美しく磨き上げたマリンローズもずらりと並びます。

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手ごろな価格な根付などもあります

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しかしやっぱりこっちが素敵~heart04
 

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デザインも様々あるけれども、天然石なので一点もの。

 

お勉強会とても分かりやすく楽しかったです。とても文字には収まらない情報量でした...。

ガイドの田高さん、どうもありがとうございました。

美しい鉱石は地球のロマンの塊でしたね!!
 

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ただいま増税前セール中です!!ぜひお越しください☆

 

-データ-

マリンローズパーク野田玉川
  〔住所〕岩手県九戸郡野田村大字玉川5-104-13
  〔TEL〕0194-78-2138
  〔営業時間〕4月上旬~11月の午前9:00~午後5:00 ※11月は土日祝日のみ営業
  〔定休日〕毎週火曜日(冬季閉洞:12月~4月上旬)
  〔入場料〕大人700円、中高生500円、小学生400円

※おおよそ40分から1時間程度で一回りできます。
※アップダウン少なめ、階段はありません。
※坑道の中は涼しいのでコートがあるとよいです。

 

info01ばら輝石・マリンローズは村内「てしごと屋」本店でもお求めいただけます。

 ジェイプランニング https://www.jplan-iwate.com/


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タグ:マリンローズパーク野田玉川, 三陸ジオパーク

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