瀬戸内寂聴さんが野田村へ慰労訪問

昨夜のニュースや朝刊でご覧になった方も多いでしょう!
6月2日、この日は国民宿舎えぼし荘さんに・・・







なんと、あの瀬戸内寂聴さんが来てくださいました・・・!!

淑女のアイドルと言っていいぐらいの人気ぶり(←恐れ多い)
(お母さんもおばあちゃんもひいおばあちゃんも、今日をすごい楽しみにしてました)

200席はある椅子では足りず、立ち見がずら~~~り!


確実に村外からもいらっしゃっています。県外(八戸)ナンバーもいらっしゃいました・・・
やはり女性の方が多いでしょうか。


そして・・・この報道の数!
こんなにいっぺんにカメラマンが来たことなんて初めてなんじゃない?(8~9台ありました・・・)



瀬戸内寂聴さんはこの日の午前中、野田村小学校に慰労訪問し紙芝居をしてくださいました。
 瀬戸内寂聴さん、岩手の児童に「古里に誇りを」(読売新聞)

そして午後には、避難所となっているこのえぼし荘さんに訪問してくださるということで・・・


わくわく。




そわそわ。




と、ここで主催者である二戸市の方がマイクを持ち、ご挨拶を・・・・

おっ、ついに始まるのね!と思いきや、なんだかお話がもごもご。ん?

 「すみません、今日は、実は、法話のつもりではなかったのですが・・・・・
  こんなにたくさんの方にご来場いただいておりまして、私たちも大変驚いているところでありますが・・・」


エッ?Σ(゚д゚;)


なんと驚きの、担当者でのいきちがいが!!


要するに、寂聴さんは「小学校と避難場所(えぼし荘)を訪問したい」という慰労目的で野田村へおいでいただいたそうなんですが、それがどこかで「法話」ということになっちゃったらしいのですね。

寂聴さん含め関係者は、そのことを昼に着いてから知ったという話でした。(えええ)


いや、午前中には野田小学校もと知って、「腰を痛めていると聞いたけれども、ハードスケジュールで大丈夫なのかなぁ」なんて思ったんですが・・・

なんだか大袈裟なことになって、関係者の皆さん冷や汗かいたと思うんですが、結果的にしっかり1時間も、お話を聞くことができました!! 

 

なんだか申し訳ないことを・・・・・と思いながらも、みなさんすごく嬉しかったと思います。

寂聴さん、ありがとうございます。。(;人;)


瀬戸内寂聴さんはなんと数えで90歳!!
「90歳は『卒寿』って言いますね。もうこの世を卒業していいよっていう年なんですよ~。」(いやいや!)

「今朝は朝から曇ってて、今日はこんな感じの暗い1日になるのかなぁって。でも私が『エイッ!』ていうと晴れちゃうの。」

はい、朝方は雨降ってましたが、今晴れてます。噂には聞いてましたがこれがそうですか。



とても朗らかで、優しそうで、ユーモアたっぷりで、楽しい御方でした。




笑いにあふれた1時間でしたが、やはり目頭が熱くなることも(/へ\*)

終わってからは


「良かったねぇ。」

「良かったねぇ。」

「ありがたいねぇ。」


と、皆さんとてもとても嬉しそうでした。

お話の内容もさることながら(新聞やニュースで書いておりますので) やっぱり被災地を案じて、野田村に来ていただいた・・・・それだけで本当に嬉しかったです。



瀬戸内寂聴さんの法話は、明後日6月5日に、二戸・浄法寺の天台寺にて行われるそうです。(あっ、ご予約が必要なのかな?)
詳しくは二戸市さんのホームページへどうぞ。



私たちはつらいこと、痛いことを忘れるようにできています
これは神様、仏様からの恩寵ですね
忘れてはならないことも忘れてしまうんですけれどもね

なぜ生き残されたのか
どうか前向きに考えてください
自分が自分以外の役に立つことを考えて
誰かを幸せにするために生まれてきたのです

この2ヶ月3ヶ月無我夢中に走ってきたでしょうが
これから現実の痛みがかえってくるでしょう
どうか前向きを心がけて
心と、身体を労ってください
そして一日に一度はね、笑ってくださいね
不幸は笑った顔が苦手なの

 

(haru)

・野田村では災害義援金を受け付けています
・野田村役場公式ホームページ(災害・復旧・生活・ボランティアなどの情報はこちら)
 

タグ:国民宿舎えぼし荘, 復興支援

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※記事の内容は取材当時のもので、最新の情報とは異なる可能性があります。最新情報は直接店舗等にご確認ください。

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