漁師彫り作家 深渡栄一さん

野田村出身・野田村在住の深渡 栄一さんという方がいらっしゃいます。

現役の漁師さんであり、魚専門の木彫り師です。


過去テレビなどでも何度か登場し、野田村ではちょっとした有名人ですが、
前の記事のご縁もあってやっと玉川のご自宅へ取材に行ってまいりました!

おじゃまします・・・・・・・


中に入って、お部屋におじゃますると・・・


きゃーーーw(゚ロ゚)w

すごい(汗)




お座敷3部屋ぎゅうぎゅうに、魚の彫刻が並べられています。

その数なんと600体


あちらにいらっしゃるのが、「漁師彫り作家」の深渡栄一さんです!こんにちは!!


(※あそこに立っていただくのもちょっと大変そうでした)

魚専門でやっていらっしゃる木彫り師は、世界中を探しても(たぶん)深渡さんだけだそうです。

久慈市の水族館をご支援してくださった、さかなクンもいらしたそうですよー!



なんと正玄関にも、大作のクジラが鎮座していました・・・!


見事すぎます

※隣にもう一つ玄関があるのでご心配なく


深渡さんは漁師歴45年。
25年間乗った遠洋漁船を降りてから、この木彫りを始めたそうです。


「9割はこの目で見た魚ばっかりだよ」とおっしゃいますが
ペンギンやアザラシもいます・・・・25年間でいろんな所へ行かれたんですねぇ。


材料には地元産のケヤキを使っていて、土台には原木をアレンジされたものも。

ああ、こんな魚いるよね!ピョコっと顔出して!(〃゚∇゚〃)

カチカ!

ヒラメ!

ヒラメって下にへばりついてるイメージが強いですが、こうやって岩場に張り付いてることもあるんですって。

亀さん!コレも素敵!



文字通り「命を吹き込まれた」ケヤキの木たち。
木目が生きていて、生き生きして素晴らしい素晴らしいばかり・・・

売られたりしないんですか?


「欲しいって言ってくれた人には何回か売ったたことはあるけれども、実は俺には夢があるんだ。
 生まれ育った野田村に、世界で唯一ここだけの『木の魚の水族館』を作りたい。
 まぁそんな金ないから到底叶わぬ夢だけど、こうして手放さないのは、そういう想いがあるからかな」


そうでしたか・・・。


ご自宅は海と目と鼻の先ですが(「小野旅館」さんの近く)、高台にあったため津波の被害はまぬがれました。ですが船や、海の近くにあった作業小屋が流失。
中にあったチェーンソーや彫刻刀やノミなどの道具、それから収集していたケヤキの木、そして小屋にあった100体近い作品も流されました。


でもチェーンソーは村内の方から、彫刻刀は県外の方から、ご厚意でゆずっていただいたそうです。ただ作業小屋がないため、今は山の畑の木の下でやっていらっしゃるとか・・・(´□`;)



というわけで深渡さんが木彫活動を続けるために、ちょっとここでお願いです。

もしも
「使ってない集会用(イベント用)テントをゆずってもいいよ」
という方がいらっしゃいましたら、下記までご連絡ください。


深渡栄一(ふかわたり えいいち)さん
電話&fax:0194-78-3788(夕方6時以降)



どうぞよろしくお願いします(>人<;)

 

 

「作品作りには終わりはない。手が動く限り続けたい」とおっしゃる深渡さん。


これからもがんばってください!


●作品を見たい方もお気軽にご連絡ください。

(haru)

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タグ:玉川, 深渡栄一さん

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※記事の内容は取材当時のもので、最新の情報とは異なる可能性があります。最新情報は直接店舗等にご確認ください。

Comment [1]

No.1

先日のお願いの件にて深渡栄一様のお名前を深掘栄一さんと間違いてしまい訂正させていただきます。申し訳ありませんでした。その 前6月8日に、花巻温泉経由にて魚の木彫りの約600体の製品を家族4人で見学させていただきました。現在迄のこと、そしてこれからの望大な夢に向かって昇進していること聞いて家族一同で感心して福島に帰りました。近いうちに又行くつもりです。有り難う????ございました。

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