開業にむけて始動する野田村ワイナリー

今日は小正月行事でした。とても寒かったですが、賑やかに行われましたよ~~。
そのご紹介はまた後日としまして、今日は新春インタビュー第2弾!


さて若干前の話ですが、野田村の「山葡萄ワイン紫雫」が「Japan Wine Competition(日本ワインコンクール)2015」で2年連続の銅賞を頂きました!!

物産館にずらーりと並んでおります!

昨年の秋に村内で収穫された山葡萄で作った紫雫2016も、3月に新酒として登場する予定です。楽しみですね~~❤





さて皆さんは野田村にワイナリーができるというウワサ、聞いたことありますか!?

実はこの野田村ワイナリー(仮)、
建物自体は今年3月に完成予定なんです!

えっ、すぐじゃないの!ほんとに??ということで、
(株)のだむらの坂下さんにお話を聞いてきました!




ここは村内にあるマリンローズパーク野田玉川(野田玉川鉱山跡)
その隣にあるのが、野田村ワイナリー(仮)として生まれ変わる建物です!

旧レストハウスを改修してワイナリーになります
 

――ここにはどんな施設ができるんですか?

(坂下)現在は(株)のだむらで倉庫として利用していますが、この建物がワイナリーになります。
ワイナリーとしては小さいですが、まずは6トン(8千本)のワインを作るのが目標です。現在の委託醸造で4千本なので、2倍となりますね。

その左側にテイスティングできる建物を新しく作ります。完成は3月末の予定で、ワイナリーの名称はこれから一般公募します。

「この海が見える場所にテイスティングカウンターができます!!」

――運営はどちらが?

(坂下)野田村の第三セクターの企業、株式会社のだむら(社長・小田祐士村長)です。のだ塩製造部門に続き、ワイナリー部門ができるわけですね。

マリンローズパーク野田玉川(現在冬期につき休洞中)
坑道内は年間を通して安定しているので、ワインの保管に最適。

 

目の前の公園には親子が遊びに来ていました
 

――なぜ野田村にワイナリーを?

(坂下)野田村は県内2位のヤマブドウ産地です。

野田村のヤマブドウは品質が良く、村やヤマブドウ生産農家さんの未来のためにも、地元ワイナリー開業は社長の夢でもありました。
そこに復興支援で「のだ塩」を使っていただいていた(有)ネパリ・バザーロさん(横浜)との出会いから、この話が動き出しました。

地元ワイナリーを開設し、オリジナルワインを醸造し、観光、交流人口を増やすという目標のもと、地元の震災復興を進めるために発足した「野田村山ぶどうプロジェクト」(※)として販売面などで協力・ご支援をいただいています。


野田村は県内2位のヤマブドウ産地。
ヤマブドウワインも好評いただいています!

――ワインの醸造は、坂下さんが務めると聞きましたが・・。

(坂下)はい。私が醸造長となり、もう1~2人補助として付いていただくことになっています。
10月末から12月末までの3ヶ月間、岡山県の「ひるぜんワイナリー」さんで研修を行ってきました。

11月末、雪に包まれるひるぜんワインさん(坂下さん提供)

――坂下さんは今まで、国民宿舎えぼし荘さんでの支配人、またシニア・ソムリエとしてご活躍されていましたが、ワイン醸造の研修はいかがでしたか。

(坂下)タンクを洗ったり、撹拌したりと、とにかく肉体労働でしたが、ひるぜんワインの皆さんにはとても良くして頂きました。
研修としては短い期間でしたが、3カ月間色々な事をさせていただきましたし、大変勉強になりました。
今までソムリエという飲む立場だったので、作る立場に立って随分見方が変わりましたね。


岡山のワイナリーで研修生として働く坂下さん
(ひるぜんワインさん撮影、坂下さん提供)


――ここではいつワインの醸造が始まる予定ですか?

(坂下)今年の秋から醸造開始になります!
建物が完成したら許可を取ったり、タンクなどの設備や備品の準備をしたり、その他諸々・・秋の醸造に向けてやることが山積みですね。



――どのようなワインができるんでしょうか。

(坂下)野田村産の山葡萄はとても品質が良い。この山葡萄を使って、複雑な味わいで芳醇な風味を大切にしたヨーロッパスタイルのロゼ・赤の2種類を作りたいと思っています。

できれば二次発酵までさせ、樽に寝かせて香りを付ける。熱処理せずフィルター殺菌で作る”生詰ワイン”で、なるべく手を加えないワインにしたいと思っています。

『タンクで醸造した後、樽で寝かせて香りを付けたい』

――ワイナリーへの想いを聞かせてください。

(坂下)ワイナリーはいろんな可能性があります。観光もだが、地元のコミュニティになるような場所にしたいし、“地酒”として野田村のワインをもっと広げたい。そして願わくばヤマブドウ生産者も増えるなど、生産農家さんが夢を持てるよう、皆さんに愛される良いワインを作りたいですね。




「応援してくれる皆さんのためにも頑張りたい」と坂下さん。
ワイナリーの本格始動は秋から。皆さんもぜひ応援をお願いします!!
 


★野田村ワイナリーサポート会員募集中です!★
商品購入代金(1口2万円or5万円)を先にお支払いただくことにより、ワイナリーの施設建設や機械設備資金が得られます。2017年から5~6月頃、商品をお届けします。

▼野田村ワイナリー サポート会員制度のご案内(野田村山葡萄倶楽部)
http://yamabudou.jp/nodamurawinery/




-問合せ先-

株式会社のだむら(観光物産館ぱあぷる)
  〔TEL〕0194-78-4171 〔FAX〕0194-78-3370




 

 

(※)「野田村山ぶどうプロジェクト」・・・多くの社会貢献活動を行っている神奈川県の有限会社ネパリ・バザーロ(代表/土屋春代さん)により、東日本大震災の長期支援として2015年にスタートした。詳細については有限会社ネパリ・バザーロの、「東日本大震災支援活動 活動報告」(PDFファイル)よりご覧ください。

 

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タグ:マリンローズパーク野田玉川, 国民宿舎えぼし荘, 野田村ワイナリー, 野田村ワイナリー, 涼海の丘ワイナリー

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※記事の内容は取材当時のもので、最新の情報とは異なる可能性があります。最新情報は直接店舗等にご確認ください。

Comments [2]

No.1

TITLE: No title
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ワイナリーサポート、申し込みしちゃいました!

買って持ち帰るの、けっこう大変なんですよね…送ってもらえるなんてラッキー!

まだ先だけど、出来上がりを楽しみにしています。

No.2

TITLE: No title
SECRET: 0
PASS:
> aokage08452さん☆

なんと??!!ヽ(〃゜△゜〃)ノ

どうもありがとうございます。。。。

有り難いです。私も出来上がりが楽しみです!!

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岩手県九戸郡野田村(沿岸北部・三陸・三陸復興国立公園/陸中海岸国立公園・国道45号)の観光・物産・食、村の“ほっ”とな話題などをご紹介するブログです。