昨年度末、野田村保健センターと併設している防災拠点施設の3階を活用して「復興展示室」ができました
というわけで、ガイドの研修も兼ね視察に行ってきました~
2年前(平成29年)に役場の周辺に新しく建てられた野田村保健センターは、1階は保健福祉業務、2階は地域の集会所として、また緊急時には2~3階が緊急避難場所となります。
来月にはボランティアまつりも開催されますね!
館内にはスリッパに履き替えて入ります。
職員の方にお声掛けいただいてから入りましょう
村内ではほとんど見ることのないエレベーター
こちらが3階の展示室の入口!
入口には、鎮魂と復興を祈念し贈られた木彫地蔵尊「一里塚」が展示されています。
この日は、野田村役場の未来づくり推進課・廣内さんがご案内くださいました。
本展示室は「野田村の伝えたいこと」をテーマに、津波防災対策の考え方を将来に語り継ぐため、東日本大震災の記憶(本村における被害の写真など)、復旧・復興の歩み、防災マップのパネルが展示されています。
部屋中央には、2013年に「いわて失われた街 模型復元プロジェクト」として製作された、震災前の野田村の復元模型(ジオラマ)が展示されています。
こちらは住民の皆さんの思い出をもとにして作られたジオラマになっています。正確ではありませんが、震災前の営みや生業、そしてたくさんの思い出が詰まっていますね。
お祭りの山車もあったり!
こちらのテーブルは現在の野田村の地図もあって、ワークショップなどでは語り集う場として活用されそうです。
東日本大震災の野田村における浸水域や被害写真、復興事業、当時の「広報のだ」、避難への課題などを展示
本当にいろいろありましたね~
テレビもあり、目撃者がとらえた津波の映像をご覧いただけます。
そして、こちらの木のぬくもりが温かいテーブルベンチは、地元の久慈工業高校の生徒さんが製作してくれたものだそうです。
窓からは、大唐の倉、14メートルに嵩上げされた防潮堤、また土地区画整理事業を終えた街並みなど、ぐるりと見わたすことができます。
「復興展示室」は閲覧無料で、どなたでもご覧いただけます。
開放日は平日のみとなっていますが、震災伝承活動や震災学習などに役立てられればよいですね。
-詳細-
野田村 東日本大震災大津波 復興展示室
〔場所〕野田村保健センター3階(岩手県九戸郡野田村大字野田第17地割107番地)
〔開放日〕月曜日~金曜日 午前8:30~午後5:15
〔休館日〕土曜日・日曜日・祝日
〔問合せ先〕野田村役場 未来づくり推進課 TEL:0194-78-2963
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