道の駅のだでは、観光物産館と産直に「ぱあぷる」という名前が付けられています。
この由来、皆さんご存じでしょうか?
物産館の名付親は、のんちゃんの生みの親でもあるデザイナー・桜庭 昇さん。
“ぱあぷる”(Purple)は紫のことですが、野田村の景勝地・十府ヶ浦を覆う赤紫色の小豆砂から名付けられました。
小豆砂は赤紫色をしていることから、「朝日を浴びた十府ヶ浦の海岸は紫色に輝く」と言われたそうです。
昔に比べ数が少なくなったそうですが、海岸では確かにぽつぽつと小豆色の小石を見つけることができます。
ん?そういえば・・・
“朝日に染まった海岸”を、なんと私、まだ見たことがないじゃないですか
ということで天気予報と夜明けの時間をチェックして、(ものすごく珍しく)早起きして、野田港にやってまいりました
え・・なんでしょうこの色!?怖いぐらい、濃紺からオレンジへのグラデーションが綺麗です。
野田漁港の陸閘の脇に停車し、防潮堤の上へ登り、宇部川の水門の横に来ました。(カラスがすごいです)
船が出航していきます。沖にも何艘か光が見えますね。
目をこらすと、海から網を引き揚げていました。朝早くからお疲れ様です
にしても朝日がどこから出てくるのかも分かりません。
寒くて車に戻りたくなってきました・・・・
あっ、あそこ(写真中央)、一段と赤が濃いところが!
5:58。水平線に一筋の光が差し込みました
息を飲むほどきれい!!だるま朝日です
水平線のところ、朝日の前を船が通り過ぎていきます・・・手前でも、港から船が出航し通り過ぎていきます。
昔の金曜ロードショーを思い出します。
すごくいい景色を見させていただいて、なんだか漁師さん達に頭がさがるような気持ちになりました。
撮ってそのまんまでこの色です。すごい
日が昇ったとたん、水面から蒸気が上がってきました。気嵐 (蒸気霧)です。
太陽がはっきり出る晴れの日、海水温と大気の気温差が大きく、風がおだやかなタイミングで気嵐は発生します。
秋の終わりに出るため、冬の訪れを示すものとして知られているそうです。
そうだ、砂浜は・・・
紫色に染まって・・・
るか・・・
な・・・!?
どっちかというと防潮堤がピンクに染まってました
小豆砂がもっとたくさんあったという当時は、砂浜も広く、塩を焚く小屋や、番屋や家があり、川べりには芦や韮が生え、ハマナスの群生もあったのでしょうか。
それにしても初日の出も見られないような私が、水平線に雲一つない好条件で朝日が見られたのは、本当にラッキーでした。
早起きして良かったなと思います。
ぜひたくさんご応募ください
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