今日は、三鉄の橋梁に登れることになりました。
ミッションは、この秋に復旧作業が完了した下安家(しもあっか)漁協の「サケ・マスふ化場」の写真撮影・・・
・・の便乗です!(岩手日報さんすみません)
三陸鉄道北リアス線 安家川橋梁は、昭和49(1974)年3月に完成したわが国初のPCトラス橋で、長さ=302m、高さ=33mと三陸鉄道の中では最も高い位置にある。構造は、PCトラス7連(支間45m×6連、27m×1連)となっている。トラス部部材にはオートクレーブ養生による設計基準強度800kg/cm2の超高強度コンクリートが使用された。
(社団法人日本鉄道建設業協会様より引用)
けっこう珍しく、この橋梁を見学するためにいらっしゃる方もあるそうですよ
三陸鉄道の方のご同行のもと橋梁へ登り、線路を歩きます。(通常は入れませんのでご注意を)
NHKの番組みたい!
なお三陸鉄道北リアス線・陸中野田-玉川間が被災したため、この線路は現在使用されていません
線路は錆び、草木も生えています
狭いなぁ・・・
「線路の下に降りた方が良いだろう」ということになり降りることになりました。
はしご高っ!
カン...カン...カン...
結構苦労して橋中央らへんまで進みます。
それでは撮影です。
海側はとてもいい眺めです。国道45号が見えますね。
写真下に見える建物が、営業中の「小野旅館」さんです!
安家川河口にある下安家漁港に・・・
カモメも寒くて身を寄せ合ってるのでしょうか
そして反対側を見ると
津波で落橋した、安家川に架かる下安家橋。津波は安家川を逆流しながらあふれ、右側に見える川沿いの家々は流失こそしなかったものの、ほとんど被災しました。
中には取り壊した家もありますが、直して暮している家、またそのままの家もあります。
その向こうに見えるのが大きな被害を受けた下安家漁協。
下安家漁協は県内でも最大級のサケ・マスふ化場施設を備えます。
国や県、村などの行政からの支援を受けながら、事務所や倉庫、動力室、養殖池などの復旧が急ピッチで進められ、ほぼ従来通りにサケの採卵が行えるほどに施設は回復しました。
「秋サケまでに」を合言葉に、被災直後から組合員総出でがれき撤去と復旧に励んだという下安家漁協さん。
岩手の漁業を守るという決意のもと、来春には例年並み以上の放流を目指しているそうです!!
赤々とした山の中に佇む漁協とふ化場。
一見すれば、津波で壊滅状態になったなんて思えない風景でした・・・・
三陸鉄道さん、岩手日報さん、野田村役場さん、ありがとうございました!
【関連リンク】
- 【岩手日報】サケ採卵の使命感に燃え 下安家漁協 2011年10月19日
- 【朝日新聞社】採卵作業が最盛期 岩手県野田村・下安家漁協 2011年10月15日
- 岩手の秋さけ (社団法人 岩手県さけ・ます増殖協会)
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