大型トラックが走る音が日常になっている野田村中心商店街。
何台も、何台も、次から次から通っていきます。
このごろ、野田村商工会事務局からの窓からの眺めが圧迫感を感じるようになってきました(笑)
(左側の山は何かな・・・道路になるあたりです)
「野田村はいま、どんなふうになってるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単にご案内します。(←実はガイドのためにお勉強したて(゚ー゚;A)
城内地区・・・野田村商工会から見えるこの辺ですが、
いま、土地区画整理という事業を行っています。
“災害に強い村づくり”ということで、まがった細い道路がある街なみを、まっすぐした道路のある街並みにします。三角形や台形といった形の宅地が、長方形や正方形の宅地になるんですね。
緊急時に逃げやすい等のほかにも いろんな利点がある、過去の震災の復興でも行われてきた手法だそうです。
宅地造成が終わると、ここに家を建てられるようになります。(終わったところから建てられるようになるので、すでに建築中のおうちも。)
今はガランとしていますが、約130の家々が建てられる予定になっているので、
あと2年もすると新しい街並みができてくるだろうということです。
この新しい街並みを守ってくれるのが、3つの防波堤!
むこうに行くと、国道の手前に約5mの盛り土を作っています。(第3堤防)
その向こうが国道と、さらにその向こうが三陸鉄道の線路。(第2堤防)
そして、従来の10~12mのものより高い、14mの防波堤を建設中です。(第1堤防)
盛り土から海岸までのあいだは、非居住エリアです。
ここには都市公園ができます。
それからこちらは、十府ヶ浦海岸の近く。
そうそう、災害ごみ(がれき)の中間処理施設がなくなったんですね。いつのまにか...
15万トンというすごい量だったがれきも、25年度末までに処理が完了しています!
キレイさっぱり更地。ここも都市公園になります。
その近くの、米田高台団地。
去年11月に造成完了して、現在は3件ほど建築工事中です。
あと、南浜(高台造成)と、下安家地区にもできます!
こちらは中心地から車で3分程度、城内地区高台団地の造成工事中。
山が削られて、だいぶ低くなりましたね!
左側の奥に見えるのは工業高校のグラウンド
今年度中に造成工事は完了して、その後、建築工事がはじまります。
災害公営住宅ができるのは来年の12月末の予定です。
少し奥に行くと、完成は未定だそうですが、三陸北縦貫道路の工事もはじまってます。
こちらは、前にブログでも紹介した、門前小路の災害復興公営住宅(第2団地)。18戸建てられており、今年2月にご入居したばかり。
中心地からもわりと近いところです。
さて、こちらは・・・
野田中学校グラウンドの応急仮設住宅です。
城内高台や区画整理の場所に行く方がおおいのかな。
村全体で仮設住宅暮らしされているのは約130世帯ほど。(それとは別に、親戚の家や、借家に入ってる方も)
仮設住宅を出た方も多いですが、まだまだ不便な暮らしを余儀なくされている方が大勢いらっしゃいます。
この周辺には、見ないうちに新しいお家が増えていきますね~。
さて昨日は、青森からご旅行においでくださった御一行様に、震災ガイドをご利用いただきました。
初めてのガイドながらお上手でした!
3年以上経った今、こうして訪れてくださり、本当に頭が下がります
ありがとうございます!!
またぜひ、野田村においでください。
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Comment [1]
No.1noda-kankoさん
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>関東の野田ファンさま☆
ありがとうございます。
今年も8月22(金)・23(土)・24(日)と開催いたします!
シーズンになりましたらいろいろ取材いたしますね。
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