最近SNSばっかりで、久しぶりのブログになってしまいました、すみません。
先日2/25(土)、南部曲がり家民宿の苫屋さんにて行われた「野田村パエリアプロジェクト」の座談会にお誘いいただき、お邪魔してまいりました。
苫屋さんは冬季期間中で、3/1から今年の営業再開です。
「野田村パエリアプロジェクト」とは、野田村パエリアを野田村の新たな名物料理・ご当地グルメとして定着させよう!という取り組み。
野田村とスペインの両方を経験したことのある方に、双方の魅力についてお話を伺いつつ、野田村でパエリアを作ることの興味深さを広め、地元の皆さんには地元の魅力を再認識してもらいたいとう趣旨の会です。
苫屋さんのキッチンに立っていらっしゃるのは、今回講師としてお招きした川上ミネさん。
スペインと京都を拠点として活動されているピアニストで、この日は苫屋の坂本さんや野田村の料理人の方と一緒に、地域の皆さんに振る舞うスペイン料理を作ってくださいました!
囲炉裏で仕込んでいるのは「カルド・ガジェゴ」(直訳するとガリシアのスープ)
オリーブオイルでにんじん玉ねぎを炒め、じゃがいも、ひよこ豆、菜の花、ハーブなど。あとは旬の鱈が入りました。
囲炉裏を囲んで焚火とお鍋を見つめながら、スペインやスペインの食文化について語ってくださいました。
この火を囲んでワイワイ食べる文化もスペインと同じなのだそうです。
- スペインガリシアとはどんな街か、野田村との共通点
- サンティアゴ聖地巡礼の街
- 長い巡礼を終えてたどり着く喜びの街
- 巡礼を終えて美味しいものを食べる
- 野田村には縁があって来て以来何度も訪れている
- 野田村は私の大好きな食と酒と人がそろっている
パンもきつね色になるまで囲炉裏でじっくり
というわけでお話しながら、スペインの食を実際に頂きます!
食材は主に野田村産をご用意いただいたそうです。スペインと野田村の融合ですね~
スペインのナチュラルチーズに、あんずをジャムにして固めたもの。
摺り下ろしたトマト、生ハム、ハーブなど、しょっぱいの甘いの、色々『手巻き寿司』と同じように好みの具をパンに乗せて食べるんだそうです。ワクワク・・
スペインのお母さんは、朝寝ぼけながらでもトマトを摺り下ろしてパンに乗せて食べるんだそうですよ。
囲炉裏でこんがり焼いたパンに乗っけて・・いただきます!
ん~美味しい
ナチュラルチーズは匂いがありましたが、すぐに慣れておかわりしました。
ん~美味しい
ナチュラルチーズは匂いがありましたが、すぐに慣れておかわりしました。
この椎茸料理・・絶品じゃないですか!
マッシュルームの代わりの肉厚椎茸に、叩き海老とハーブ・ニンニク・スパイスを混ぜたのをのせオリーブオイルをかけてじっくり焼いたもの。タパスっていうのかな?
野田村の山葡萄ワイン紫雫 Marine Rougeとスペインのワインと。
あら皆さん飲んでらっしゃる!いいな~
スープ鍋のジャガイモを取り出してマッシュポテトに。
ハーブ・パプリカパウダー・オリーブオイルをかけ、のだ塩で味付け。
色々なダシも入ってパンに合う~!
ハーブ・パプリカパウダー・オリーブオイルをかけ、のだ塩で味付け。
色々なダシも入ってパンに合う~!
煮込んでいたスープ「カルド・ガジェゴ」にのだ塩を振って仕上げ・・・
野菜のダシが出て、身体にしみるような素朴で優しい味わい!
川上さんがトクトク鍋に注いでいたオリーブオイルも、脂っこさを感じませんでした。
そして具を取り出したスープに生米を入れ、煮ること15分ほど。
パエリア完成!
「これは“おじや”だな!」と誰かがいうと(まさに)、
「そう!“おじや”はスペイン語から来たらしいですよ。スペイン語で鍋料理を“オジャ”というんです。」と川上さん。
皆さんで「えーっ!」とびっくり。おじや文化がスペインにもあったなんて・・
ゴージャスな海鮮料理というイメージのパエリアですが、もともとパエリア発祥のスペインバレンシア州では、ウサギ肉や鶏肉、カタツムリを入れていたそうです。
お米もアルデンテでおこげが美味しいイメージもありますが、リゾットのような汁あり・汁なしはお好みによるそう。
絶対美味しいに決まってますよ!
「美味しいですね!」「美味しいなあ」とみなさんと言いながら楽しみ食べました。
美味しいものをみんなで食べると、もっと美味しいですね。
スペインでもこうやって長い時間いろいろ食べながら、お料理がからっぽになるまでワイワイ過ごすそうです。
美味しいパエリアには人が集い、きっとみんな笑顔になると思います!野田村パエリアもそんなふうになるといいですね。
実は川上さん、NHKの「猫のしっぽカエルの手」や「やまと尼寺精進日記」など(私も何度も観たことがあります)数多くの音楽制作をされているピアニストでございますが、この日はピアノではなくお料理の腕を振るってくださいました。
「産直の豆腐田楽も美味しくて。これはオリーブオイルかけてみたらワインにもっと合いそうとか。次はヒラガニを食べたい!」と気さくな川上さん。
お料理をしながら食べ物を語るお顔がうっとりと幸せそうで、勝手に親近感がわきました。
川上さん、苫屋さん、美味しく楽しい時間をどうもありがとうございました。
今週末に行われる第3回では、パエリアはありませんが、駐日スペイン大使を務められました水上さんと川上さんの対談形式で楽しい食のお話を聞けそうです。
興味のある方は下記までお問合せください。
-データ-
野田村パエリアプロジェクト「スペインとつながるストーリーづくり」講演会 第3回(最終回)
〔日時〕令和5年3月4日(土)13:30~15:00予定
〔会場〕野田村生涯学習センター 多目的ホール
〔タイトル〕野田村民のためになるスペイントリビア
〔講師〕水上正志氏
〔入場〕無料
〔参加申込〕野田村役場 未来づくり推進課 0194-78-2963
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