今日は午前8時6分ごろと、午後1時46分ごろの2度、地震がありました。
朝の地震では岩手県沿岸に津波注意報が発令され、久慈港で20cmの津波が観測されたそうです。
いや~びっくりしました!
ズシンと縦揺れが起きて怖かった!(TωT)
今回は物が落ちたりすることはありませんでしたが、忘れずに災害対策をしておかないといけませんね!!
さて、すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、
東日本大震災で園舎を流失しながらも一人の死傷者も出さなかった野田村保育所の避難行動を題材とした絵本「はなちゃんの はやあるき はやあるき」が、今年1月末に出版されました。
このお話は、野田村出身・久慈市宇部町在住の詩人・宇部京子さんという方が書いていらっしゃいます!
著書に「よいお天気の日に」「リンダリンダがとまらない」「おばあちゃんのどんぐりだんご」 「おいしいほしがき」、ほか詩のアンソロジー本などがあります。
この絵本、道の駅の「観光物産館ぱあぷる」でも置いているんですよ~。
ほかにも野田村の歴史についての本など、地元ゆかりの本やカレンダーを販売されていますよ♪
ツアーのお客様でしょうか・・・早速、絵本をお手に取ってお買い上げくださった方がいらっしゃって、おおお(*・0・*)となってしまいました。買ってくださる方を直に見るのは嬉しいものですね!!
また宇部京子さんは、物産館にポストカードを置いていらっしゃいます。宇部さんが撮影した久慈や野田をはじめ岩手県内のいろいろな風景に詩を付けた素敵なポストカードです。
いろいろな風景に、素敵な詩が添えられています
こちらがその絵本。
絵はイラストレーターの菅野博子さんが描かれています。かわいらしい絵ですね。
「ひなんくんれん」が小さないのちを救った!
東日本大震災で「奇跡の脱出」としてニュースになった、岩手県野田村保育所をもとにしたお話。
“じぶんでじぶんの命をまもることの大切さを伝える絵本”
はなちゃんの通う保育園では、月に一度、避難訓練があります。
でも、のんびりやのはなちゃんは、いつもおくれてしまいます。
そんなある日、とつぜんおおきな地震がおこったのです。
保育園の子どもたちは、じっさいにおきてしまった災害に、命がけで立ち向かいます。
(帯より引用)
パステルな色遣いのあたたかいタッチの絵で、
ページ数や文字量は「ぐりとぐら」ぐらいでしょうか(目分量ですが...
気になっていた「どこまで描かれているの?」というところなんですが、
保育園で地震が起こるシーン、避難後に津波が押し寄せるシーンなど
緊迫感のある場面も描かれています。
ほのぼのした絵柄だからと思いきや、津波の描写にはゾッとしてしまいました。。。
この絵本にはいろんなメッセージがこめられていると思いますが
子どもが大きくなったときまた見せてあげたい一冊でした。
東日本大震災が起きた3月11日当時、園児約90人、職員14人の全員が避難して無事だった野田村保育所。
3月11日は偶然、月に一度の避難訓練の日で、地震の起きた2時46分には少し早めにお昼寝を切り上げていたそうです。
震災の直後に園の近くへ行ったところ、大きな園舎は門を残してすっぽりとなくなっており、周りには泥だらけの紙芝居や三輪車などごく一部の遊具ががれきに混じって散乱していました。
子どもたちを誘導し命を守ってくれた先生方には感謝してもしきれません!
野田村保育所は高台の新しい園舎が2012年10月に完成し、園児さんたちが元気に過ごしています★
この新しい保育所は『クロネコヤマトの宅急便』でおなじみのヤマト福祉財団様に助成いただいたものです。
下記のリンクは、ヤマトホールディングス株式会社の木川社長と糸井重里さんの対談です。野田村の話題が出てくるものではないんですが、ヤマトさんの震災からのご支援についてよくわかる記事です。よろしければ、ぜひ読んでみてください。
ほぼ日刊イトイ新聞 - クロネコヤマトの DNA
宇部京子さんのホームページもぜひご覧ください♪
http://www.kyoko-ube.com/
野田村保育所のホームページ
http://noda-hoiku.com/
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