映画『浅田家!』上映会、野田村で開催

さて前の記事の続きですが・・・野田村プチよ市を後にして、足早に十府ヶ浦公園へ向かいました!

 

この日は十府ヶ浦公園で、「浅田政志×中野量太トークライブ&映画『浅田家!』上映会」が行われたのです。

約1年前に公開になったこちらの映画。映画館のない野田村での上映会が実現して嬉しいですsign03

風なし、気温も例年並み。お天気がよくて本当に良かったですね。

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会場の入り口には受付が。お~、ちゃんとお客さん以外が入れないようフェンスまで設置してますね。

※公園沿いはずっと盛り土の堤防になっているので、階段をあがらないと映画が見えないようになっています。

ちなみに入場料は500円!チケットにはプチよ市で使える500円分のお買物券が付いてきました!!coldsweats02 あとホッカイロ付きspa

 

階段をのぼるとこんなかんじでした!十府ヶ浦公園の円形ステージの中央に立派なスクリーン!四隅にはスピーカーが設置されています。

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ちなみにこの会場の周辺は映画の最後にも空撮で登場します

 

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指定席なので椅子に番号がふってありました

 

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トークショーの前に小田村長からご挨拶がありました

 

そしてトークライブの出演の皆様がご登壇されます。※トークライブは撮影可でした~

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右から監督の中野量太さん、共同製作・企画・プロデュースされた小川真司さん、映画「浅田家!」の原案となった写真家の浅田政志さん、菅田将暉さん演じる小野陽介のモデルとなった野田村出身の小田洋介さんですsign03
 

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中野量太監督です!!

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プロデューサーの小川真司さん

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最近は小中学校で撮影していただいており、もう児童生徒に人気の浅田さん

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そして野田村の小田さん。
先生だけあって人前でお話するのがお上手ですね。

 

プロデューサーの小川さんから浅田さんの映画のオファーを受けた中野監督が「(震災についての映画を)やっとやれるとオファーを受けたが、震災を映画にするのは勇気が要った。心のどこかで"いいんだろうか"という思いがあった。」

「シナリオを描くために2017年に野田村を始め東北をまわった。いろんな人に取材をしたが、皆きっと悲しみを背負いながらも、すごく前向きにお話していただいて、"この映画を撮っていいんだ"、"その代わり絶対に皆さんにちゃんと見てもらえる、恥ずかしくない映画を撮ろう"と思った。」

「小田さんが1枚目の写真を拾って活動が始まって10年。こうやって映画が出来て、そうして拾った村・場所で映画が上映ができるというのは長い年月がかかったが、とても意味があることだと思うし、皆さんとこの場を共有できるのが嬉しく思う。」とお話しされました。

 

こうして直接、中野監督から地元の皆さんに語り掛けていただけたのは、大変貴重で、嬉しいことだなと思いました。

 

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トークライブが始まった頃はまだ薄明るかったのですが、開演の17時までにあっという間に暗くなりました。

そして17時の防災行政無線と共に、映画が始まり・・・

 

clock clock clock

 

エンドロールのあとに、アフタートークです!

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中野監督は「被災された皆さんの前で上映するのは初めてだったし、どういう風に思われたか怖いという思いがあった。やっとこの映画を作った意味を知れた気がしました。皆さんにとって意義のある今日であってくれたら嬉しいです。」とお話ししました。

 

震災で関わってくれたボランティアの皆さんは、大なり小なり葛藤や疑問を抱きながらこの地にきてくれていると感じていましたが、改めてたくさんの皆さんに思いを寄せていただいたのだなと感じました。

作中でも震災当時、県外の大学に通っていた地元出身者の小野くんも、葛藤を抱えていました。

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この十府ヶ浦公園での野外上映会は初の試み。

寒かったけど心はじーんと熱い時間でした。他では味わうことのできない、記憶に残るイベントになったのではないでしょうか。shine

 

ところで冬用コート手袋帽子ひざ掛け座布団の装備でしたがやっぱり寒かったです。そして子どもが公衆トイレの非常ボタンを押してしまったのもまた忘れられない思い出・・。
(あとよ市のレジ袋とフードパックがカサカサうるさかったので食べとけば良かったです)

 

ちなみに周りの何人かに映画のご感想を聞いてみましたが「面白かったねー!」と笑顔でお答えいただきました。

「今回参加できなくて残念」という皆さんもぜひ、Blu-ray・DVDや配信・レンタルなどでご覧いただけたらなぁと思います。

 

 

 

そして、翌日には村保健センター復興展示室にてチーム北リアス写真班による写真返却会(お茶会)も実施されるということでお邪魔しました!

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中野監督がいらっしゃってびっくりcoldsweats02
チーム北リアス写真班の皆さん、いつもありがとうございます。

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まだ1万5,000~8,000枚の写真が残っているとおっしゃっていましたが、
この1日でなんと約1,000枚の写真を返却できたそう。良かったですね!!

 

最後になりましたが、素敵な映画を作っていただき、また貴重な時間をありがとうございました。

そしてこの長い月日、思いを寄せてくれた皆様に改めて感謝いたします。

浅田家オフィシャルサイト

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タグ:写真返却, 十府ヶ浦公園, 浅田家

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