あまちゃんにも会えた♪久慈市・野田村「北三陸ジオ巡り」

さる7月18日(土)、「第1回 北三陸・ジオ巡り」というツアーに参加してまいりました~♪

これは「北三陸大地の恵み・ジオパーク推進連絡会」主催(久慈市共催)のツアーで、久慈管内の26名程の皆さんがご参加されました。今回はお昼までの行程をご紹介します!

御一行はまず野田村へ!!

ウニっ!?
ここは野田村の海岸。
久慈層群・津波堆積物層序といって、以前ブログでご紹介した津波の堆積物が発見された場所です。

この5メートルほどの高さの地層から、7000年の津波の歴史が分かるという大変貴重な場所です!

13~14回にわたる巨大津波の痕跡があり、将来への津波の注意喚起にも役立てたいところ。
以前のブログ記事はこちら



そしてこちら↓は、十府ヶ浦海岸の国道45号沿い沿いにある「玉川・土内くんのこほっぱ跡」の看板が立っている場所。
「くんのこほっぱ」というのは方言で「琥珀採掘場」のこと。
日本最大の琥珀の産地・久慈。ココ野田村でも琥珀が採れるんですよ~。



次は野田漁港にある「大唐の倉」(だいとうのくら)の見学に。

今から約3000万年前に形成されたという古第三紀の野田層群。

中央部の白い層は火山灰と砂が水に流されて堆積したもので、植物化石も見つかっています。




あと、野田村のジオパークといえば「野田玉川鉱山」(マリンローズパーク野田玉川)なんですが...
時間の関係で残念ながら今回は行程に入っておりません(;´Д`)

解説しながらご覧いただくと1時間以上かかりますから仕方ないんですけどね~~。。次の機会にはぜひ解説付きで見ていただきたいですね!!



そして御一行は久慈市の小袖海岸へ向かいます。

久慈市内からバスで小袖へ行く道路が狭いので、観光バスは野田村の漁港から行くんですよー。大体20分ほどで到着。

じぇじぇじぇ!

あまちゃんのオープニングをBGMに、
道端にはキッチンカーや食べ物屋台などが軒を連ねています

上の写真右にあるのが新しい「小袖海女センター」、その左側にある対になった巨岩「夫婦岩」(めおといわ)は、柱状節理(ちゅうじょうせつり)という岩。柱状節理というのは熱いマグマが固まるときにできる規則的な割れだそうです。
右の岩のほう、いくつも斜めに細い割れ目があるのが見えますね↑
まるで五角形の鉛筆を束ねたような岩の割れ目になっています。

そして次はいよいよ...
海女の素潜り見学です!!
キャー、なま海女さんかわいい!
「写真いいですか?」「いいですよ~^^」と、
どんどんツーショット写真を撮っていきます。


実はワタクシ、「海女さん」の素潜り見学はこれが初!(汗)

ドラマ「あまちゃん」でもあんなにたくさん見たのに
ニュースでも海女さんの素潜りのようすをあんなに見たのに
生ではまだ見たことなかったんですね~。(小袖は何度も行った事あるけど)

おっ、5人の海女さんがでてきました!
マイクを持ったスタッフがお名前を紹介したり、作業の解説をしてくれたり、場を盛り上げてくれます。

この日は雨もパラパラ降っており気温も低いのに、海女の皆さんはどんどん海に入っていきます。
「海の水はしゃっこいべなぁ~(´・ω・)」と見物人の皆さんもちょっと心配そうに見守ります。
水面を蹴って海中へ。(ちなみに水深7~8メートルまで潜るそう!)
しばし待っていると・・・
あっ、浮いてきた! ウニはとれたかな?
「ワー!!」(パチパチパチ)
お見事です!!
生の実演はすごく良かったです~!!(*>0<*)
あがっては何度も何度も潜っていきます
じかに見て、海に潜る大変さを目の当たりにしました。
ベテラン海女さんに交じって3人の若々しい海女さんも頑張っていましたよ。

雨の中、たくさんのお客様がいらっしゃってました。
外国の方もいましたよ~。まだまだ「あまちゃん」人気は熱いですね!


なおこの素潜りの見学には500円かかりまして、さらにウニを食べるのに500円かかります。
中に入ればすぐ近くから海女さんの素潜りを見ることができますよ❤
(すぐそこと思ってもカラーコーンの内側で人だかりができると見えないです...)

目の前でウニがぱかっ。
ああズルい!わたしも食べたい!


後ろ髪をひかれる思いでツアーの参加者はお食事会場(漁港内のプレハブ小屋)へ移動です。
海女センターの海女カフェはあまりキャパがなく一般のお客様も多くご利用されますのでね~。
メニューはとれたてウニたっぷりのウニごはんに、いちご煮。
美味しくて夏ばっぱのウニ丼を食べたアキちゃんみたいな気分になりました。

いちご煮(ウニ入の磯汁)すっご~~く美味しかった!
白いお汁の下にたくさんウニが入っててびっくり。贅沢~。



このあと午後の行程は、琥珀玉作り工房趾看板~久慈琥珀博物館~久慈渓流鏡岩他~「碁石こはく村」看板及び琥珀採掘場遺構の見学となりますが・・

せっかく来たから海女センターも入ってみましょうね。
中は1階が売店、2階が展示コーナー、3階が軽食スペース(海女カフェ)、そして4階は屋上です。けっこうこじんまりしてます。
そして3階の海女カフェで買った「塩ソフト」

「のだ塩ソフト」の新ライバル(?)の小袖・塩ソフトの味やいかに....!!o(`◇´)o

・・・・・

あっ、美味しい(*´▽`*)

「のだ塩ソフトの方が濃厚で後味がさっぱりして美味しい!!」と言って〆たいところですけれど、海を見ながら食べられる塩ソフトもズルいなぁ!



ともあれ三陸の岩場があり、
岩場があるから美味しいコンブやワカメがある。
だからそれを餌として生きるウニがいて、
それを獲ることを生業とする海女が居る。

三陸の「地」を知り、食や人を楽しむ
、それがジオツアーなんですね!!


皆さんもぜひジオ(地球)を感じながら三陸の旅を楽しんでみてください(≧◇≦)

平成27年度 北三陸・ジオ巡り(3回シリーズ)
  第2回は、8月8日(土)久慈市侍浜~洋野町~種差・八戸エリアの「サッパ船と潮風トレイルコース」の予定です。


小袖海女センター 素潜りの実演
 〔日 時〕7月~9月の土日祝/10:20~、11:20~、14:20~の3回
     ※ 平日は、10人以上の予約により実演可能です。
 〔場 所〕小袖海女センター【センター開館】9:00~17:00
     ※ 平日・土日祝日問わず、マイカーでの通行が可能です。
 〔見学料〕500円 (試食はありません)
 〔問合せ先〕小袖海女センター TEL:0194-54-2261

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タグ:あまちゃん, カフェ, ジオパーク, マリンローズパーク野田玉川, 久慈市, 三陸ジオパーク

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