昨日は11月11日ということで『鮭の日』でしたね。
10日に行われた「第24回 いわて・秋さけ料理コンクール」では、久慈工業高校の料理研究同好会の生徒さんがめでたく岩手県教育長賞をいただいたそうです!過去最多578点の応募中、予選を通過したのが10名という狭き門のコンクールだったとか。おめでとうございます~!!
さて、今日はこちら、野田村の中心街にある小林魚店さんにやってまいりました。地元に愛される、創業約65年の魚屋さんです。(1階が小林魚店さんで、2階は「みなみ」さんという食堂です。)
一見、普通の魚屋さんですが・・・実はこちら、10年ほど前からネット通販も展開しているお店なのです!
野田村で一番にネット通販始めたの、たぶん小林魚店さんじゃないでしょうか。。
ここの店主である、小林寛さん。奥様ともどもいつも笑顔が素敵です。
寛さんは2代目で、お隣久慈市にある店舗を任されているのが3代目である息子さんご夫婦だとか。ちなみにお孫さんは5人いらっしゃるそうです!
小林魚店さんは独自のネットショップを運営しているわけではなく、店舗が集まっているショッピングモールに出店しています。
なので、運営やメールのやり取りは運営元の事務局にお願いすることができ、小林さんは来たご注文を見て、新鮮な商品をご用意してお送りするという形だそうです。
新鮮な魚介類が並ぶ店内。
心がけていることといえば、「当日水揚げされた新鮮なものを送ることかな」だそうです。
立派な鮭ですねぇ。
というわけで、今の季節といえば三陸産イクラです!
薄皮のイクラがプチプチッと口の中ではじけて、なんともいえない旨味がジュワ~ッ..と広がります。
高いのでめったに食べられませんが、美味しいですよねぇ・・・
お話をしているうちにも、小林さんのお手元ではどんどん鮭がおろされ・・・(たぶん一匹2分ぐらい!?)
大きくて立派な包丁だー
筋子からぱぱぱっとほぐされ、あっという間にイクラに。
あ、あの、塩水とかぬるま湯でほぐすとかしないんですか?
「そうも聞くけど、うちはやんないねぇ~。あとは網の上からしごく方法もあるみたいだけどね」
ただ搾り出しているわけではなく、手を巧みに動かしています。よくつぶれないなぁ・・・絶妙な力加減なのでしょうね。一見とてもカンタンそうに見えるのですが、自分でやってみたら絶対無理そう。。!
不純物をピンセットや手で取り除く作業をして・・・
できあがり!
ぴかっ☆
ちなみに小林魚店さんがネット通販を始めたのは2000年頃。
10年前といえば、まだ大手ショッピングモールもそれほど注目されていなかった頃ですが、地元の業者が始めたモールで出店料も安かったこともあり、とりあえずやってみようかという感じで出店してみたそうです。
「ネットショップをやってみてどうでしたか?」とお尋ねすると、「今ではやってよかったかな」と奥さま。
とはいえ、ネットショップ市場もここ十年で飛躍的に大きくなりました。そのため、他との差別化が難しいと考えているそうです。
しかし長年の信頼があり、リピーターさんも付いてくれ、時折お客さまから届く“美味しかったです”のお礼のメールもあり・・・。ネットショップに出していなければこのお客さまもなかったからね、とお話していました。
夏の生ウニに続いて、秋の松茸、そして生イクラが看板商品。
「醤油漬けイクラを買うより、生のイクラを家庭で塩イクラや醤油イクラにしてもらったほうが美味しいよー」と小林さん。
塩イクラも醤油イクラも、基本的に調味料をまんべんなく混ぜて半日~1日冷蔵庫で寝かせればできあがり。
ホカホカご飯にのせて、イクラをたっぷり乗せて、醤油たらして、お海苔ふって。。贅沢ですねぇ~~。
お歳暮にも喜ばれる生イクラは、12月いっぱいは販売OKとのこと。もちろん、外海育ちの野田産ホタテも取り扱っています。ご注文は「なにゃどやらねっと」でどうぞ!
小林魚店
* 所在地:〒028-8201 岩手県九戸郡野田村大字野田26-15-2
* Tel :0194-78-2055
* 営業時間:午前8:00~午後7:00
* 定休日:毎週日曜日
* 交通:三陸鉄道北リアス線陸中野田駅から徒歩5分
小林魚店 なにゃどやらねっと店
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»野田村観光協会ウェブサイト
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