野田村の入口から久慈市に伸びる国道45号、久慈市宇部町の直線道路。
盛岡・八戸・久慈方面から野田村(宮古方面)に向かう際は必ず通る道路です。
この直線道路の中ほど、野田村から向かって右手側に、いつも気になっている場所があるのです。
ここ!ここ!
道の駅のだからは車で1分程度でしょうか。
宇部川の橋のところです。
こちらの畑、様々な形に切りそろえられたオンコの造形植木が、なんと約200種もあるのです!
いっぱいあるとは思っていたけど、まさかの200。
ずっと昔からありましたが、畑に入って見たのは初めてです。
畑の入口にはこんな看板もありました!
ちなみに、北海道から北東北ではイチイの木のことを「オンコ」と呼ぶそうです。この辺ではあとは“チャラブクの木”とも呼ばれている、赤い実のなる木です。
この畑にある植木の9割は、このオンコの木なのだそうです。
ここは久慈市宇部町にあるんですが、どなたがコレをお作りになったかというと・・・なんと、野田村の方だったのです!(えー!)
この方があの植木畑の主、広内さん。ばっちり野田村民です。
ちなみに、ご職業は特に造園とは関係なく、あくまでご趣味でやっていらっしゃるそうなのです。・・・私は勝手に「造園屋さんが練習用に作ってるのかなぁ?」なんて想像していたので、個人の方と知りビックリー。
「朝とか、空いた時間とか、なんだかんだいって1年の1/3ぐらいはあそこにいるかなー」とにこにこお話してくださった広内さん。
始めたのが今から実に30年ほど前、ご自身が30代の頃だったそうで、人から譲っていただいたオンコの木が大きくなったので切ってみるかなと、自己流で作ってみたそうです。そのうち、木をもらったり、増やしてしているうちに、この見事な植木畑になったそうです。すごい!
とにかくいっぱいの植木
一つの作品につき、大体10年から15年もかかるそうで(うわぁ~~)、1年に数回ちょっとずつ手入れし、このすばらしい造形になっているそうです。
さてこちら、皆さん分かります?魔法のランプです。ボワワ~ン♪
上のところがきれいに空洞になっているのですが、これは木の中にブイ(漁業で使う、海に浮かぶボールみたいなの)を仕込み、このような形に成長するようにして作ったそうです。時間がかかる作業ですよねぇ・・・。
この畑の顔とも言えるカエルさん。近くで見るとけっこう大きくて立派な木です。
見てください、可愛らしいこの後姿、絶妙な丸っこいライン!奥さまも一番のお気に入りという逸品です。
カエルさんのお目めはザルでした!
こちらは、可愛らしい3体のふくろうさん。
めでたい亀!庭で毎日見てたら長生きできそう~~
あ!これは愛知万博のときのモゲロー!? あ、モリゾーでした。
ん?これはなんだっけ? なんかすごく見たことがあるような・・・
あとで娘と通ったとき「バイキンマンー!!」と叫んでいました。そうだ!バイキンマンだ!
そしてこちらのかわいい猫ちゃん。
ちょっと写真分かりづらいんですが、なんと手がピースしてるんです・・・!!細かいぃぃ
このほかにも、あんなのやこんなのや、とにかく楽しいものがいっぱい。
「何にするかなぁと考えているときが一番楽しい。初めは全部カエルにしようかなとも思ってたんだけどね」
見ているとどの作品もとてもイキイキと楽しくて、広内さんの遊び心が伝わってくるようです。
「もともと見せるために作ったものではなかったので、あまり見られると恥ずかしいんですが・・・良かったら見てみてください」と広内さん。
(いやいや、こんなお見事なのに!)
ここを通った観光バスが畑の前で徐行することもたまにあり、そのときは慌てて隠れた(笑)とお話していました。国道沿いですからねぇ・・・。
こんな季節に取材してしまいましたが、やはり6~7月が綺麗だそうです。
なお、お車は畑のすぐ横にある農道から入ってお留めください。(※国道で交通量がありますので、出入りの際にはじゅうぶんにお気をつけください。) 見学は自由だそうです。
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(haru)
»野田村観光協会ウェブサイト
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Comments [2]
No.1かもん長者さん
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昨日から降雪で本格的な冬到来となりましたが、
皆さま体調は崩されておりませんでしょうか?
それにしてもオンコの木、素晴らしすぎます(~o~)/
PCの前で拍手してしまいました♪
ひょっとしたら例の魚より感動したかも(爆)
No.2noda-kankoさん
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内陸では雪が積もった話題もあり、お寒そうですね。金ヶ崎町では雪は降りましたか?お車の運転など、お気をつけくださいね。
そしてうれしいコメントありがとうございます!ヒロナイさんも喜んでくださるかと・・・(*^人^*) 子どもが喜ぶスポットなのです☆
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