こんにちは、ハルです。
先週の土曜日に今年1番の雪が降りました。重くて雪かきがキツかった...(´□` )
胃腸炎やインフルエンザも流行っていますので、みなさんお気をつけください!
さて今日は、「だらすこ工房」さんへ行ってきました~。
雪がどっさり
昨年の暮れ、野田村で民宿を営む坂本さんを代表として
だらすこ工房の大澤さんなど8名の方が東京へ向かいました。
目的は、「皇居勤労奉仕」に参加すること。
今回はその時の様子をお聞きしてまいりましたので、ご紹介します!
代表の坂本さん(前列左はし)と参加者の皆さん
皇居前にて撮影
「皇居勤労奉仕」とは
昭和20年に空襲で焼失した宮殿の焼け跡を整理するため、宮城県内の有志が勤労奉仕を申し出たことが始まり。
現在は、連続する平日の4日間、皇居と赤坂御用地で、除草・清掃・庭園作業などの奉仕活動を団体で行います。なお、6ヶ月前までの申請が必要です。
皇居勤労奉仕のご案内 - 宮内庁
この皇居勤労奉仕へ行こうと立ち上がったのは、「のだ千年の松」の代表である坂本さんでした。
「震災で様々な支援をいただいた。
日本人として、日本の象徴である皇居の勤労奉仕で感謝の気持ちを納めたい。」
そして昨年末、坂本さんたちは
手助けを受け夜行バス「きずな号」に乗り11時間かけ東京へ向かいました。
「東京の満員電車がすごかった・・・」
集まったメンバーは、野田村と支援者の合同チーム合わせて27名。
皇居の勤労奉仕は通年で行われているそうですが、坂本さんら野田村グループが参加した際は、全国各地の7団体・200名ほどでの活動だったそうです。
参加者の皆さんで記念写真
ご支援でいただいた布で手作りしたお揃いのスカーフ(団章)が素敵です
皇居へ入る際はあらかじめいただいていた許可書を提出し、人数・身分証明書をチェックして入口を開けてもらい一斉に入ります。
4日間の奉仕活動を行うわけですが、午前中は職員の方が皇居内を案内して下さったそうです。
そして午後は敷地内の枯葉集め。
12月とはいえ東京はさほど寒くなく、作業自体もそれほど辛くないもので、「広い皇居内を歩く方が大変だったぐらい」と坂本さん。
皆さん普段から"かせぎで"ですものね。
※皇居内は撮影が禁止されていたそうで、入口外での撮影。
そして皇居勤労奉仕で何よりの思い出となったのは、
天皇皇后両陛下に御会釈を賜ることができたこと。(すごい!!)
一室にすべての参加団体が並び、
ほんの2mほどの距離の所へお立ちになり
各団長にお声を掛けていただいたそうですが
坂本さんが岩手県からまいりました・・・と言うと
「震災ではどのようなご様子でしたか」と大変心配されたご様子で尋ねられ、
代表の坂本さんに野田村の被害の様子を聞き、そして被災した方にもお声をかけてくださり皆さんとても感動したそうです。
天皇皇后両陛下のお姿を見たとたん目頭が熱くなり、涙が出てきたとお話していました。
今回、東京へ行く前に陸前高田市や宮城県石巻市へ立ち寄り、
野田村との差を目の当たりにしてショックを受けたという坂本さん。
「私たちは皇居へ来て両陛下にお会いすることができた時、(ここへ来て感謝を伝えられるということは)村が”復興”への一歩を歩んでいると実感した。
熊本や様々な被災地に、“時間はかかるけど、必ず復興できる。私たちは被災地を忘れない”という気持ちを送りたい」
「行くことができて本当に良かった。思い立ったらやることが大事だなぁ」
お二人とも、「手助けしてくれた皆さんがいたからできたんだよ!」とお話していました。
「希望を持って生きて欲しい」。
皆さんのこの気持ちが、たくさんの人に伝わりますように(*^-^)
※苫屋さんは現在冬期休業中で、3月1日から営業再開になります。
※東京でのお写真は坂本さんより提供いただきました。ありがとうございました。
のだ千年の松ブログはこちら 皇居勤労奉仕の記事はこちら
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タグ:だらすこ工房, のだ千年の松, 震災と復興
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