遡ること先月10月13日(土)、「のだ・潮風ジオウォーク」(野田村トレイル振興会 主催)を開催いたしました。
思い起こせばもう1ヶ月も前のことなのですが...
台風も多かった10月、幸いこの日は秋晴れのもと気持よくウォーキングできました。
今回は参加者スタッフ含めて約20名。
役場前からバスに乗りまして、9時頃に三陸鉄道北リアス線の野田玉川駅からウォーキングスタートです!
今回は北三陸認定ジオガイドクラブの島川 芳樹さんをお招きいたしまして、日本ジオパークである三陸ジオパークについて色々とお話を伺いました。
三陸ジオパークは青森県八戸市から岩手県の沿岸を縦断して宮城県気仙沼市までの16市町村をテリトリーとする、日本一広大なジオパークです。
地元の土を使い焼き物を造る、のだ窯ギャラリーIZUMITAさん
マリンローズパーク野田玉川さん
地下420mからやってきた地下アイドル「MANGAM BOYz」がお出迎え!
三陸ジオパークのジオサイトである「野田玉川鉱山跡」坑道内を1時間ほど見学しました。
ここはかつて日本有数のマンガン鉱山として知られていた坑道で、100種を越える鉱物が産出されていました。
お話を聞きながらだと楽しいですね
道沿いの家々の庭には秋の花
「玉川・土内くんのこほっぱ跡」でも解説して頂きました。
「くんのこほっぱ」とは、琥珀採掘場を意味する久慈地方の方言です。玉川海岸から米田海岸にかけての地層には、琥珀のほかに海生植物の化石や牡蛎化石の密集層も見られます。
さぁ、海が見えてきましたよ
登りが大変
山の頂上は十府ヶ浦海岸が一望できる展望台。
いい眺めだな~!
「ほたてんぼうだい」で休憩しまして、ここからは十府ヶ浦公園の遊歩道を歩きます。
テレビらしき取材を目撃
そしてお昼過ぎ、昼食会場である「ねま~る」へ到着
お疲れ様でした!
あたたか~い鮭汁。具がたっぷりで美味しかったです。
昼食後には島川さんによるジオパークのお勉強会。
ジオパークの概要や三陸の地質年表、この地域で発見された化石や津波堆積物などについてお話しいただきました。
再び出発しまして、「道の駅のだ」を通り過ぎ、野田港方面へ向かいます。
すると目の前に大きく「大唐の倉」が見えてきます。
地層の縞模様がきれいに見え、地質・地層を学習するのには格好の場所です。
白い層は火山灰と灰が水に流されて堆積した凝灰断層で、植物化石も発見されています。
久慈市から野田村にかけては「野田層群」というおよそ3千万年前に形成された地層が広がっており、久慈市半崎でもこの大露頭を見ることができます。
というわけで、ここまで約10キロの道のりでした。お疲れ様でした!!
太古の時代から長い時間をかけて形成された、さまざまな自然の造形を見ることができました。
ご参加いただいた皆さん、講師の島川様、ありがとうございました。
年内のうちにもう1回ウォーキングイベントを行う予定です。チラシが出来ましたらまたお知らせしま~す。
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タグ:ウォーキングイベント, 三陸ジオパーク
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