石の博物館!日本有数のマンガン&ばら輝石の鉱山を見に行こう♪

こんにちは!

最近のんちゃんとデートに行ってなかったので、
久しぶりに二人(じゃない、一人と一匹)でマリンローズパーク野田玉川へ行ってきました!!


イエ~イ

ここマリンローズパーク野田玉川=野田玉川鉱山跡は、
かつて日本有数のマンガン鉱山として知られていた鉱山。
H25年に日本ジオパークに認定された「三陸ジオパーク」のジオサイトの1つに指定されております(・∀・)


えっ、「三陸ジオパークってなんだっけ?」って?
「自然・地質資源を活かして地域振興にしよう」っていう取組で、ジオ(=地球)に関わるさまざまなもの(地層・岩石・地形・火山・断層など)を感じ学べる場所のこと。現在、36の日本ジオパークがあります。詳しくは過去記事をご覧くださいハイ。




でもね、三陸ジオパーク抜きにしても
まんず野田玉川鉱山跡はすごいから!

要するに鉱山の坑道を利用した博物館で、
中では鉱物の産状や地質構造、採掘跡や坑内諸設備の見学、また東北地方に産する鉱石標本や、世界各国の宝石鉱物(原石)を展示しています!!

坑道の中を吹き抜ける涼しい自然風

坑道内は年間を通じて10℃前後。(ちなみに外の気温は約20℃)
寒いのは知っているのであたたかくして行ったつもりですが・・・

入口で既にさむ~い!!

のんちゃんをぎゅむっと抱っこしながら進みます。


レッツゴー探検!
トコトコ下り坂を降りるところが冒険始まる感たっぷり

 

静かな坑内。足元にはトロッコの跡が。

よくこんなに掘ったなぁ・・。

でも公開されているのはごく一部なんですけどね。

沸き出しているという鉱泉。

造花があるところがオシャレ。

 



ドキッ、奥に誰かいますよ!


出ました!
マリンローズ名物・イケメン人形さんたち!!


ほらイケメンでしょ。


キリッ

こんな機械で作業をしているかと思いきや、もう一方では・・・


こうして手作業で選別していたり。

「あ~疲れた 夕飯どうすっぺな~」「うちは昨日煮といた煮しめがあるからそれでも食うわ」



というお遊びはおいといて・・・
こうやって苦労を重ねながら、鉱石のある場所を探したのですね。


こちらにはミサゴ断層、とあります。

断層というのは地震関係で良く聞くキーワードですが、岩盤に力が加わることによって生じる岩盤のずれのこと。色が異なるのが見て分かります。

野田玉川鉱山内にも多数の断層があるそうですが、この断層に当たると地下水が流れてきたり崩れたりすることがあるので、工事の時は注意が必要だったそうです。


断層のほかにも母岩の褶曲(しゅうきょく)、縞状珪岩、リニエーション(線構造)がみられる場所にも解説があります。


ところで・・・足元を見ると、ぽつぽつたくさんの穴が空いてるんですね。
ようく見ていると、同じところにポタンと水滴が落ちてくるんです。


その上はこんなかんじ。
鍾乳石はこのようにして作られるんだなぁ。

それにしても坑内はところどころ照明の少ない暗い場所もあって、ドキドキハラハラ・・・(;´д`)
ちなみに階段などはなく、感覚的には坂もありません(入口の下りだけ)



ほどなくして明るいエリアに!
折り返し地点である中央ホールに到着です。

明るい光にホッ・・

ここ中央ホールには、野田玉川鉱山やこの辺りで産出された鉱物鉱石(マンガンほか)についての詳しい資料や解説がたくさん展示されています。


 
うわぁ、すごいふかいんだ。かっこいい。

昭和43年頃までに-420ML(下14番坑準)まで採掘されたそうです!すごい!

これは(一見)そのへんに落ちてそうな石だな・・・


ちなみに鉱山の沿革には「明治38年ごろ久慈の人に採掘されたのが始まりとあるが定かではない」とあり、昭和25年~26年にミサゴ下部鉱体を発見、昭和38年ごろには日本有数のマンガン鉱山として栄えたとあります。

現在は採掘されていませんが、これまでの坑道の総延長は約28kmに及び、マンガン総生産量はおよそ60万トンになるそうです。

ちなみに坑内観光と「マリンローズ」の加工販売は昭和62年からということで、今から28年前ですね!




そんなバラ輝石(英名:ロードナイト)の鉱床帯を中央ホール内でごらんいただけます(゚□゚*)


きれいなピンク色ですね~!
このピンク色から「ばら輝石」と名付けられたそうです。


この色はマンガンによるものなんだそうですヨ。
マンガンと言えば電池というイメージしかなかったんですが、鉱物をこんなきれいな色にしてくれるんですね。
こういったバラ輝石の中から選ばれたもののごく一部が、宝飾品「マリンローズ」として生まれ変わります♪

すりすり
今、2億年前の石に触れてる?

さぁ後半は地下宝石博物館となります!!

のんちゃん、うつってるよ~

でかすぎるメノウ~!
 

こっちもでっかいよ~!触れるよ~!


ルビー原石!!きれぃ!


キラキラ アメジストぉぉ~!!

おおお~!アンモナイト~!


というわけで、写真撮影していたら出るまで1時間ぐらい掛かりました。
楽しかったね!のんちゃん!



冒頭で「三陸ジオパーク抜きにしてもすごい」とは言いましたが、
これだけジオ(地球の地質)を学べる・感じられる博物館は珍しい!!

レトロ感はあるけれど、やっぱりこの魅力が分かるのは大人になったからかしら?

(見学された皆さまにも好評いただいて、「知らなかったわ もっとPRしなさいよ」と助言を頂くという・・・)


 

 

地球の歴史とロマンが語りかけるマリンローズパーク野田玉川、ぜひあたたかくしておでかけください!(*>∀<)o

ああ、お外あったか~い

-詳細-

マリンローズパーク野田玉川(野田玉川鉱山跡)
  〔住所〕〒028-8202 岩手県九戸郡野田村大字玉川5-104-13
  〔TEL〕0194-78-2138
  〔営業時間〕4月下旬~10月 午前9:00~午後5:00
  〔定休日〕毎週火曜日(冬期閉洞 11月~4月下旬)

info01料金等、詳細は野田村観光協会ホームページよりご覧ください
 

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タグ:のんちゃん, マリンローズパーク野田玉川, マリンローズパーク野田玉川, 三陸ジオパーク, 三陸ジオパーク

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※記事の内容は取材当時のもので、最新の情報とは異なる可能性があります。最新情報は直接店舗等にご確認ください。

Comments [3]

No.1

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のんちゃんも♪楽しそうですね!

デートにはもってこいの場所ですよね♪

改めて2億年前の歴史って凄いよな?!!

No.2

TITLE: No title
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PASS:
>のだ暮らしさん☆

ついお隣さんの腕につかまりたくなりますよね。(私は前半のんちゃんにしがみついていたのですが・・)フフフ。

No.3

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PASS:
>ぴょんたさん☆

こんにちは!!

のんちゃんを連れていくとあったかいかもしれません(*'▽'*) ぜひまた遊びに来てくださいね?。

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