東北お遍路 巡礼地標柱除幕式

こんにちは! akkoです(^_^)v
先日10月16日(日)野田村の中心部愛宕参道広場にて、
十六日市と同時開催で「東北お遍路(こころのみち)巡礼地標柱除幕式」が行われました。
東日本大震災により被害を受けた福島県から青森県までの沿岸地域に、慰霊・鎮魂のための巡礼地を選定し千年先まで語り継いでいこうという東北お遍路プロジェクト。


これまで4県の62か所が巡礼地として選定されていますが、野田村では東日本大震災の際にたくさんの瓦礫を食い止めた「大鳥居」と、明治の津波で多くの方がぶら下がって助かったとされる「楓の木」があることから愛宕参道広場が巡礼地となりました。
(手前:楓の木 奥:大鳥居)


岩手県で1番目の標柱。

標柱の上にある丸い石は、「伊達冠石」通称(泥かぶり)と呼ばれているもので、

地球宇宙をイメージして作られているそうです。


東北お遍路プロジェクト新妻理事長は、
「野田村が一番熱心で、岩手県で一番最初に標柱を建てられたことが存外の喜び。震災の記憶をつないでいくことが東北お遍路プロジェクトで、語り継ぐことが防災になる!これを機に、東北お遍路をたくさんの方に知っていただき観光にもつなげていきたい。」と、コメントを頂きました。

最終的には100か所の巡礼地を目指しているそうなので、いい所があったら推薦してほしいとおっしゃっておりました。
巡礼地としていい所がありましたら、推薦してみてはいかがでしょうか。


除幕式では、豚汁のおふるまいや無料縁日コーナー、なもみ太鼓、餅まきと会場は盛り上がりたくさんのお客様で賑わいました(^o^)/

△餅まき
また、会場内では東日本大震災で福島県新地町の漁師さんを題材にした紙芝居も行われました。

~福島県新地町の物語~
「命の次に大切なもの」
紙芝居を読まれる「東北お遍路プロジェクト理事」村上さん。

漁師さんが船を守るために、津波に向かって沖に出たお話でしたが、そのお話の中には家族とのことが描かれていました。

実は私(akko)の父も久慈市で漁師をしておりまして、あの津波の日にこの紙芝居と同じように、船がないと仕事ができない!ということで船で沖に出ました。2日後に元気に戻ってきましたが、「今でも夢に見るよ~。おっかながったぁ~。(こわかった)」と言っています。

そのことも重なり、村上さんの語りもまたお上手で紙芝居を聞きながらこみ上げてくるものがあり、涙が止まりませんでした(*´Д`)

陸のことは報道されても、なかなか海上のことは報道されていないということで、紙芝居にし4年間で450か所以上(学校中心)で読み聞かせを行ったそうです。海外でも何回かあるそうですよ~!


というわけで、十六日市と同時開催された「東北お遍路巡礼地標柱除幕式」ですが、震災から5年経った今、また震災を考える時間を頂きました。

ありがとうございました。
たくさんの子供達に伝えていけたらと思います。

また関連イベントとして当日、「誰でもうまく撮れる写真講座」「東北お遍路写真展」も行われました。


【東北お遍路写真展】
会場:野田村立図書館内
10/23日(日)まで展示中です。
【写真講座】写真家 青柳健二氏( 講師)
うまく撮れる方法を聞くことができました(^^)
これからの取材にも活かしていけたらいいなと思います。


写真講座を受けてその気になった私は夕方野田港へ・・。[#IMAGE|S23#]
まだまだ勉強が必要です・・(笑)
-データ-
一般社団法人東北お遍路プロジェクト
  〔住所〕〒982-0011宮城県仙台市太白区長町三丁目9-10
  〔TEL〕022-264-7890
 

ブログをご覧いただきありがとうございましたhappy02

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タグ:お遍路プロジェクト, なもみ, 写真展

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