本日はワタクシ、野田村の特産品である天然塩「薪窯直煮製法のだ塩」の魅力についてお勉強しようと 役場の産業振興課の皆さんにご一緒してまいりました!
野田村の海岸では、古くから製塩が行われていました。
戦後の最盛期には130余りの塩釜で賑わったという野田の製塩ですが('j')/
現在は国民宿舎えぼし荘のちょっと下にある、ここ『のだ塩工房』一ヶ所で作られているそうです。
事前申込が必要ですが、見学することもできます。
中に入ると、4基の窯が並んでいました!蒸気がもわっ。
塩工房の職人さんは、現在3名。
のだ塩は、昔ながらの直煮製法で4日間海水を薪で煮詰めてできるそうですが・・・どんなふうにお塩を作っていらっしゃるんでしょう。
朝はまず、なべの掃除から始まるそうです。
はぁ~、念入りなのだ
製塩した際に出た石膏(セッコウ)などの不純物をキレイにはがします。
そしてここに、海水を入れます。
釜に薪をくべて、ゆっくり・じっくり煮詰めていきます。
そしてお次は、泉沢さんと共にトラックで「野田港」へ移動。
現在は車で片道20分かけ水汲みに来ます
充填したら、再びのだ塩工房に戻り、タンクに移動します。
火加減を調整しながら、じっくり煮詰め、海水を足し続けます。
海水を煮詰めていくと、はじめに石膏(硫酸カルシウム)が結晶化するそうです。これは塩ではないので、除去が必要です。
なべにもどんどん石膏が付着しいていくので、それもこまめに取り除きます。
白いけど塩じゃないんだね
小野さんがなんかのぞいてます。なんですかそれ?
ハイテク。
『あっつ! あっつ! あっつ!』
今は涼しいのでちょうど良いぐらいだそうですが、夏場は大変な暑さになります。
それぞれの窯で、海水が減ったら足し、減ったら足しを繰り返し・・・
これを3日間煮詰めて濃縮させます。
ところ変わって、車で5分程離れた「マリンローズパーク野田玉川」(野田玉川鉱山)
ここはまた次にね。
このお隣で、薪割りをやってるんだそうです。
わ~、丸太がたくさん!
職人の野竹さん、もくもく機械で薪割り。
そして乾燥期間を経てちょうどよく乾いた薪が、工房へ運搬されます。
薪の乾燥具合によっても燃え方が変わるので、良い薪を作るために手間ひまかかっているそうです。
さて時間を早めて夕方。
あっ、なんだか表面がキラキラしてきてる! 塩の結晶だ!!('jj')/
結晶が沈んでは、また新しい塩の結晶が浮いてきます。
この海水には苦汁(ニガリ)が含まれていて、とても苦いものです。
結晶化したニガリが入るすぎると味が悪くなってしまうため、良い頃合いを見てお塩だけを取り除くんだとか。
というわけで、できた塩をすくいます!!
まだまだかと思ったら、底にはたくさんの塩ができてました
大量な塩を、全部を人の目と手でチェックするんですか・・・大変な作業ですね・・・
「そうだよー」
-お問合せ先-
※見学の際はお電話でご予約をお願いいたします。
〔住所〕〒028-8202 岩手県九戸郡野田村玉川2-62-1(国民宿舎えぼし荘 敷地内)
〔TEL〕国民宿舎えぼし荘 0194-78-2225
〔営業時間〕10:00~16:00(要問合せ)
薪窯直煮製法のだ塩(購入)
〔価格〕50g袋・205円、100g袋・391円、200g袋・720円、40g瓶・339円
※上記価格は物産館ぱあぷる販売価格(税込)です。
〔問合せ〕(株)のだむら 0194-78-4171
〔販売店〕道の駅のだ・観光物産館ぱあぷる 他、村内小売店
通販は『ネットぱ@ぷる』からもどうぞ!
タグ:のだ塩, のだ塩工房, のんちゃん, 観光物産館ぱあぷる, 国民宿舎えぼし荘
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