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ありがたや「のだ塩」天然塩の製塩現場

こんにちは!

本日はワタクシ、野田村の特産品である天然塩「薪窯直煮製法のだ塩」の魅力についてお勉強しようと 役場の産業振興課の皆さんにご一緒してまいりました!



野田村の海岸では、古くから製塩が行われていました。
戦後の最盛期には130余りの塩釜で賑わったという野田の製塩ですが('j')/

現在は国民宿舎えぼし荘のちょっと下にある、ここ『のだ塩工房』一ヶ所で作られているそうです。


サーフボードのんちゃんが目印の「国民宿舎えぼし荘」
 
 
ここなのだ!!!


以前、野田港にあった塩工房が津波で流され、平成24年にこの高台に新たに建てられたということで、モダンなデザインのきれいな建物です。
事前申込が必要ですが、見学することもできます。


中に入ると、4基の窯が並んでいました!蒸気がもわっ。





塩工房の職人さんは、現在3名

のだ塩は、昔ながらの直煮製法で4日間海水を薪で煮詰めてできるそうですが・・・どんなふうにお塩を作っていらっしゃるんでしょう。



朝はまず、なべの掃除から始まるそうです。

<ガッガッ!シャーッシャーッ>
はぁ~、念入りなのだ

製塩した際に出た石膏(セッコウ)などの不純物をキレイにはがします。

おお・・・ぴかぴかになったのだ!!

そしてここに、海水を入れます。


「これは3日間煮詰めたかん水だよ。これを1日煮詰めると塩ができるんだ」



 

最後まで同じ釜で煮詰めるんじゃなくて、いったん掃除したきれいな窯で製塩するんですね。

あったかいねえ~

釜に薪をくべて、ゆっくり・じっくり煮詰めていきます。

そしてお次は、泉沢さんと共にトラックで「野田港」へ移動。

震災前はここに塩工房があったのですが
現在は車で片道20分かけ水汲みに来ます
 
のだ塩の原料となる海水は、地下5メートルの自然ろ過された綺麗な地下海水を使っているそうです!
 

荷台のタンクに入れて工房へ運ぶのだ

<ザーッ>


充填したら、再びのだ塩工房に戻り、タンクに移動します。

 

火加減を調整しながら、じっくり煮詰め、海水を足し続けます。

海水を煮詰めていくと、はじめに石膏(硫酸カルシウム)が結晶化するそうです。これは塩ではないので、除去が必要です。

なべにもどんどん石膏が付着しいていくので、それもこまめに取り除きます。

白いけど塩じゃないんだね

 

小野さんがなんかのぞいてます。なんですかそれ?

 
「これは塩分濃度を測る機械ですよー」
ハイテク。
 

役場のマッチーも薪くべに挑戦。
あっつ! あっつ! あっつ!

薪も重いし、薪くべで厚い手袋は黒く焦げています。
今は涼しいのでちょうど良いぐらいだそうですが、夏場は大変な暑さになります。


それぞれの窯で、海水が減ったら足し、減ったら足しを繰り返し・・・
これを3日間煮詰めて濃縮させます。

薪入れの合間に、塩をこす布のお洗濯も・・・
 


 

ところ変わって、車で5分程離れた「マリンローズパーク野田玉川」(野田玉川鉱山)

『マリンローズ行きたい!!!』
ここはまた次にね。


このお隣で、薪割りをやってるんだそうです。
わ~、丸太がたくさん!

そうかー、燃料ないと塩づくりできないもんねー

職人の野竹さん、もくもく機械で薪割り。


<メリメリメリ・・・>



そして乾燥期間を経てちょうどよく乾いた薪が、工房へ運搬されます。
薪の乾燥具合によっても燃え方が変わるので、良い薪を作るために手間ひまかかっているそうです。

さて時間を早めて夕方。
あっ、なんだか表面がキラキラしてきてる! 塩の結晶だ!!('jj')/

 


結晶が沈んでは、また新しい塩の結晶が浮いてきます。


この海水には苦汁(ニガリ)が含まれていて、とても苦いものです。
結晶化したニガリが入るすぎると味が悪くなってしまうため、良い頃合いを見てお塩だけを取り除くんだとか。


というわけで、できた塩をすくいます!!

まだまだかと思ったら、底にはたくさんの塩ができてました

『塩だ!塩だ!』
 
 
『けっこう重そうだねえ・・』
 
すくった塩の水分(ニガリ)をちょうどよく脱水して、乾燥室で丸1日~ 乾かします
 
 
乾かした塩は、商品パッケージに入れる前に、人の手で検査が行われます
 
 
マッチー『ふるうの楽しいな~』
のんちゃんも挑戦してみますが・・・
 
 
『ゴミ見えないよ?』
 
「全体から見ると、多少は石膏などの不純物が混じってるんですよ」
大量な塩を、全部を人の目と手でチェックするんですか・・・大変な作業ですね・・・
 

 

検査が完了したら、袋詰めして完成!!
 
 
やった~~ できた~~~

1.5~2トンの海水を4日間かけ煮詰めてできる塩は、わずか約25kg。 ('jjj')/

 
職人さんたちの大変なご苦労を経て作られた”のだ塩”
まさに“手塩”にかけて作られたこのお塩は、まろやかで甘味のある塩味です。
 
 
の『手間かかってるんだねえ・・・』
「そうだよー」




-お問合せ先-

のだ塩工房(見学)
※見学の際はお電話でご予約をお願いいたします。
  〔住所〕〒028-8202 岩手県九戸郡野田村玉川2-62-1(国民宿舎えぼし荘 敷地内)
  〔TEL〕国民宿舎えぼし荘 0194-78-2225
  〔営業時間〕10:00~16:00(要問合せ)

薪窯直煮製法のだ塩(購入)
  〔価格〕50g袋・205円、100g袋・391円、200g袋・720円、40g瓶・339円
     ※上記価格は物産館ぱあぷる販売価格(税込)です。
  〔問合せ〕(株)のだむら 0194-78-4171
  〔販売店〕道の駅のだ・観光物産館ぱあぷる 他、村内小売店

  info01通販は『ネットぱ@ぷる』からもどうぞ!
(ハル)



 
 

タグ:のだ塩, のだ塩工房, のんちゃん, 観光物産館ぱあぷる, 国民宿舎えぼし荘

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※記事の内容は取材当時のもので、最新の情報とは異なる可能性があります。最新情報は直接店舗等にご確認ください。

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