5月21日、野田村恒例のハイキング「塩の道を歩こう会」が開催されました。
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かつて製塩が盛んだった時代、野田村の沿岸で焚かれた塩を牛(ベコ)の背に塩を乗せ内陸まで歩きました。
みちのくでは長く厳しい冬を耐えるには保存食に頼る比重が極めて大きく、海のない内陸部の人達は塩行商人の群を待ち焦がれていたといいます。
「塩の道を歩こう会」では、人と牛馬で何百年も踏みしめた「塩の道」をたどります。
陽射しに夏の気配が感じられます。
今回のコースは久慈市山根町上戸鎖からスタートし、野田村の最高峰「
下りは野田村日形井地区まで降りゴール。スタート・ゴール地点~役場まではバス移動になり、約12キロの行程となります。
さぁ、登るぞ~。
10時から出発して約1時間、「和佐羅比神社」手前(分かれ道のところ)に到着!
ここで少し休憩なので、休憩場所から少しだけ離れたところにある「和佐羅比神社」を見に行ってみました。
神社といっても、ずっと昔に火事で消失したそうでお社はありませんでした。
ここから30分程、和佐羅比山の頂上を目指します!
塩の道を歩こう会スタッフさんが、あたたかい豚汁を準備して待っていてくれました。やったー。
「づがれだよ~」
豚汁と、野田村の銘菓「野田の撫でベコ」(のだ塩使用)。しょっぱい汁と甘いスイーツが嬉しいです。
あー美味しかった!
昼食休憩を終え、もうひとふんばり。
登りよりは楽ですが、急なのでこれもまたちょっと足がつらいです。
ハイキングの楽しみはやはり山野草の撮影。いろいろと見つけました。
登りではカメラどころではありませんでしたが、
帰りは下りとあって皆さん写真を撮ったり山菜を採る余裕もありました。
ピンク色のツツジが目をひきます。
野田村間明地区まで下りてゴールです!
ゴールのあたりは鉄山跡で、製鉄した鉄で釜を作って塩を煮たということでした。
塩の行商は狭く険しい道のりで、無事に帰ってくれば、近隣・縁者を集めて祝宴を上げたそうです。
今回はスタッフ含め約30名でした。皆さんお疲れ様でした!
「塩の道を歩こう会」は今年の秋(9月)にも開催予定です。
興味のある方はチェックしてみてくださいね。
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タグ:ウォーキングイベント, 塩の道を歩こう会, 野田村観光特派員
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